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有翅昆虫類の系統樹の構築 〜身近なバッタ、カマキリなどからなる多新翅類の祖先型を復元〜

2019/01/15

筑波大学 生命環境系 町田龍一郎教授、同山岳科学センター菅平高原実験所昆虫比較発生学研究室の内舩俊樹(現 横須賀市自然・人文博物館)、清水将太(現 松本秀峰中等教育学校)、真下雄太(現 北里大学)、藤田麻里を含む、世界10カ国、21研究機関の研究者25名からなる研究グループは、現生の昆虫106種の約3,000の遺伝子についてトランスクリプトーム解析(注2) を行い、比較形態学・比較発生学からの評価も踏まえ、多新翅類は単一の系統(注3)であることを確証し、極めて信頼度の高い系統関係を提出しました。そして、この系統関係に沿って、112の形態ならびに生活型に係る形質を比較検討することで、多新翅類の祖先型を描くとともに、多新翅類内での特徴の変遷を明らかにしました。さらに、有翅昆虫類の初期進化を議論し、昆虫類の翅が水生生活を通して獲得されたとする考えを否定し、翅は滑翔用の器官として陸上で獲得されたとする説を強く支持することになりました。

図 本研究で導かれた多新翅類各目の類縁関係

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