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先端X線分析により原発事故由来の不溶性セシウム粒子の生成・放出過程を解明

2020/07/21

東京大学大学院理学系研究科の高橋嘉夫教授らの研究グループは、放射光を用いた先端的なX線分析により、福島第一原発(FDNPP)事故由来の不溶性セシウム粒子(CsMP)の内部構造・空隙率・元素比を解明しました。筑波大学数理物質系の坂口綾准教授などとの共同研究の成果です。

過去の研究に比べCsMPを効率的に回収し、先端X線分析に供することで、発生源である原子炉内(1号機及び2,3号機)での生成過程や外部環境への放出過程を解明し、1号機からは球体粒子と不定形粒子、2号機からは微小粒子が環境中に放出されたと推定しました。

多数のCsMPを調べることで得られたCsMPの発生過程の系統的な理解や環境中での分布状態は、放射性セシウム(RCs)の環境中での移行挙動予測の基礎情報となります。また、CsMPの詳細な組成や物性評価は、今後の我が国の原発の安全な廃炉作業の推進にも貢献します。


図1:134Cs/137Cs比の分析による各粒子を放出した号機の推定。

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