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お知らせ・情報

人文・文化学群人文学類文化講演会「死者を迎え入れるー日本における孤立した生存の管理(Greeting The Dead – Managing Solitary Existence in Japan)」

2016/06/02

人文学類生はもちろんのこと,他学類の学生,教員及び一般のみなさまのご来聴も歓迎いたします。みなさまのお越しを心からお待ち申し上げます。
※事前申し込み不要。直接会場へ。参加費無料。

日時 : 平成28年6月2日(木)17時~19時

場所 : 第一エリア C棟403(1C403)GooglrMap版へ
アクセス:
 筑波大学筑波キャンパスへは「筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。
 利用停留所(関東鉄道バス):
  ・筑波大学中央行き「第一エリア前
  ・筑波大学循環バス「第一エリア前」又は「大学公園

演題 : Greeting the dead – Managing Solitary Existence in Japan「死者を迎え入れるー日本における孤立した生存の管理」

講師 : Anne Allison(米デューク大学文化人類学研究科 教授)

概要 : At a moment when the population is declining, marriage and birth rates are down, one-third of people live alone while one-fourth are 65 or older, and reports of “lonely death” (of solitary people whose bodies are discovered days, or weeks, after death) are commonplace, the social ecology of existence is undergoing radical change in 21st century Japan. While long-term bonds—to company, family, locale—were once the earmarks of its “group-oriented society,” today it is living and dying alone that marks Japan’s new era of “single-ification” and “disconnected society” (muen shakai). How the rise of single-ification affects the management of death—both those already dead as well as those at risk of dying in/from solitude—is the subject of this talk.
21世紀の日本,人口が減少し,婚姻・出生率が低下し,人口の1/3が単身生活で,1/4が65歳以上になり,そして「孤独死」の報告が珍しいことではなくなったこの時代において,生存の社会生態学は,根本的な変化のさなかにある。かつては長期的なきずな――社縁,血縁,地縁――が「集団志向社会」のしるしとなっていたが,今では,生きることと死ぬことだけが,日本の「独身化」や「無縁社会」という新時代を画すものとなっている。独身化の進行が,どのように死の管理――すでに死んだ者も,孤独のせいで/孤独のなかで死のリスクにさらされている者も――に影響しているのかが,本講演の主題である。新しい葬送実践,独身や孤独な生活様式の新潮流,自殺問題への新対策をながめつつ,ネオリベラルな「自己責任」への邁進が,ポスト社会的な日本人にとっての,他者とともにある/他者抜きでの日常生活のリズムのなかで展開されていくさまを検討してみる。また,こうした推移が「社会的なもの」の概念それ自体にもたらす影響も考えてみる。

問合せ先 :人文学類長室(電話:029-853-4001)

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