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お知らせ・情報

アフリカ開発銀行と連携協力に関する覚書締結

2008/05/28

 5月28日,岩崎洋一学長と第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)出席のために来日したドナルド・カベルカ アフリカ開発銀行総裁は,パンパシフィック横浜ベイホテル東急において「筑波大学とアフリカ開発銀行との覚書(MOU: Memorandum of Understanding)」を締結しました。
 この覚書は,アフリカ諸国を対象に高等教育・科学技術分野における人材育成や研究協力を通じて,アフリカ諸国の持続的発展に寄与するために,
1 高等教育レベルでの人材育成
2 共同研究・共同フォーラム等の開催
3 研究・教育における知識・情報の交換
4 科学技術分野における南-南協力の推進
などを目的として締結されたもので,アフリカ開発銀行が日本の大学と締結する初めての覚書です。
 筑波大学は,平成16年度に筑波キャンパス内に設置した北アフリカ研究センター及び平成18年度にチュニジア共和国チュニス市に設置した北アフリカ・地中海連携センター(海外拠点)を通じて,北アフリカ地域との学術研究交流を進めてきました。同市に本部を置くアフリカ開発銀行が筑波大学のチュニジア,そして北アフリカにおける活動実績を高く評価し,第4回アフリカ開発会議に合わせて覚書に調印するに至りました。
 アフリカ諸国では,近年の国際援助の成果として若年層を中心とした識字率の向上等,初等・中等教育分野では成果が次第に結実しつつある一方,高等教育分野での人材育成が重要な課題となっています。また,アフリカ開発銀行はアフリカ全域に関する経済インフラのみならず,医療や教育の分野でも豊富な情報と業務経験を有しており,アフリカ開発銀行と本学の連携により,北アフリカのみならず広くアフリカ全域の諸国との連携・協力がさらに強化されることが期待されます。
 調印式においてカベルカ総裁は,独立行政法人国際協力機構(JICA)及び国際協力銀行(JBIC)と連携したチュニジアのボルジュ・セドリア・テクノパーク建設事業に対する筑波大学の取り組みが,科学技術分野における人材育成やアフリカの経済発展と貧困削減に資するとし,今後,筑波大学との具体的協力活動を実施していきたい旨述べられ,岩崎学長からは,今覚書締結によってアフリカ諸国の高等教育分野での人材育成が一層効率的・効果的に推進され,アフリカ諸国の持続的発展が図られることを祈念する旨を述べました。
 第4回アフリカ開発会議開催によってアフリカ支援の世界的機運が高まる中,今回のアフリカ開発銀行と筑波大学との覚書の締結は時宜を得たものであり,これを機に,今後,高等教育・科学技術における具体的連携・協力の取り組みによりアフリカ諸国の人材育成と持続的発展に繋がり,その結果として我が国とアフリカ諸国との友好関係が更に強化されることが期待されています。

覚書に調印後,握手を交わす
岩崎学長(左)とカベルカ総裁
覚書に調印後,握手を交わす
岩崎学長(左)とカベルカ総裁

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