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関口章教授(数理物質系)が「WACKER Silicone Award 2014」を受賞! ~ケイ素化学分野における顕著な業績~

2014/08/20

筑波大学 数理物質系 関口章教授が、有機ケイ素化学研究において顕著な業績を納めた科学者に贈られる「WACKER Silicone Award 2014(ワッカーシリコーン賞)」を受賞しました。

ワッカーシリコーン賞は、ドイツを拠点とする世界的な化学会社Wacker Chemie AGが1987年に設立した国際賞で、米国化学会のキッピング賞と並んで、有機ケイ素化学分野で最も栄誉ある賞とされています。授賞式は8月4日、ドイツ ベルリン市で開催されたISOS XVII BERLIN 2014 – The 17th International Symposium on Silicon Chemistry(7th European Silicon Days併催)において行われました。

関口教授は、今日まで一貫して低配位有機ケイ素化学の研究に取り組み、250報以上の論文を発表しています。中でも、2003年のケイ素-ケイ素三重結合化合物(ジシリン)の合成は、20年以上にわたる研究の末、それまで不可能とされてきた反応を世界で初めて実現し、ケイ素化学における極めて画期的なマイルストーンとして化学の歴史に名を刻みました。また、官能性二重結合ケイ素化合物の合成、ケイ素陽イオン(カチオン)および安定なケイ素遊離基(ラジカル)の合成、テトラシラシクロブタジエン遷移金属錯体の創製、など、未踏の有機ケイ素化学の開拓に多大な貢献をしてきました。さらに近年は、ケイ素ラジカルを活用した新しいタイプの蓄電池の開発にも成功しています。これらの業績が認められ、今回の受賞となりました。

 

Wacker Siliconpreis 2014

写真 (左から)ワッカー社シリコーン事業部長 クリスティアン・ハーテル博士、関口教授、ワッカー社代表取締役 ルドルフ・シュタウディーゲル博士(写真提供:Wacker Chemie AG)

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