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筑波大学春日地区に高細精医療イノベーション棟が竣工

2015/08/19

民間企業と筑波大学がアンダーワンルーフで新規医療産業に向けた共同研究を推進

 このたび,筑波大学と慶應義塾大学が共同提案した文部科学省の「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」(平成24年度)により整備された「高細精医療イノベーション棟」が,筑波大学の春日地区に竣工しました。高細精医療イノベーション棟では,産学官が一つ屋根の下に集い,地域資源等を柔軟に活用しつつ,革新的課題の研究開発に異分野融合体制で取り組む「場」として,持続的なイノベーションや産業・雇用の創出を図ります。また,同棟の4階では,文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の「食と健康の達人」拠点(拠点リーダ北海道大学)の筑波大学サテライトとしても活動します。

■HP:筑波大学 高細精医療イノベーション研究コア

【概要】
 創薬開発や早期診断・病気予防技術開発,テーラーメイド治療開発,コンパニオン診断開発などは,人類の健康に密着した極めて社会的ニーズの高い研究分野であり,10年後には,その要請がさらに高まることが予想されます。とりわけ超高齢化が進む日本の社会では,健康を高齢まで維持して活発に活動することができる革新的な医療開発や,これらの技術開発を得意とする企業や大学が協働した新産業の創出が望まれています。「高細精医療」とは,先制医療とコンパニオン治療を合わせもつ医療で,「個々人の病気になる前の状態(未病状態)を解析して,それぞれの個人に適応した治療を病気になる前に行なう医療」を意味します。

【活動内容】
産学官が一つ屋根の下に集い,「高細精医療イノベーション拠点」を形成することによって,本拠点では以下の5つの課題を設定・解決し産業を創出します。
 1.医療連携情報の2次利用ソフトの開発:セキュリティーシステムの開発
病院棟の医療現場のオンサイトで入手した種々の医療情報を匿名化処理し,2次利用することが可能なシステムをハードとソフトの双方を考慮して構築するとともに,このようなシステムについて実証試験を進めます。
 2.革新的超早期診断医療技術開発(Biomarker Signature):先制医療への応用
がん,感染症やアレルギー,糖尿病を含むメタボリックシンドローム,アルツハイマー病などの疾患においては,早期に発見して治療することが極めて重要であり,先制医療の開発に取り組みます。
 3.Clinical Image Informatics(PET診断,非標識分子病理診断)
新規PETプローブを合成できる装置を筑波大学附属病院の「次世代分子イメージングつくば画像検査センター」内の研究用ラボに導入し,産学連携で臨床研究を行い,有用な候補薬剤が出現した際には治験まで進めていきます。
 4.効率的医療創薬システム開発
創薬開発プロセスにおける「探索研究」と「前臨床試験」を含めた創薬研究をPHASE ZEROと定義し,大幅に費やす開発期間と研究開発費を大幅に縮小するための迅速な創薬開発を実現するための課題を克服します。
 5.食と運動による健康の増進
食と運動の統合により革新的にQOLが向上するプログラムの開発と社会実装を目指し,科学的エビデンスに基づく運動プログラムと次世代機能性食品の開発,食と運動による効果を総合的に評価する健康度・感性評価システムの開発,健康診断・医療情報解析と情報還元システムの構築,運動・食の統合プログラムの作成および介入研究による効果の実証,統合プログラムの普及と社会実装などの課題に取り組みます。

【問い合わせ先】
筑波大学産学連携部産学連携企画課(高細精医療イノベーション研究コアサポートチーム)
・TEL:029-859-1491
・FAX:029-859-1693
・E-mail:tlo#@#ilc.tsukuba.ac.jp(#@#を 「@」 に置き換えてください)

高細精医療イノベーション棟

高細精医療イノベーション棟

【アクセス】国立大学法人 筑波大学 春日エリア内
筑波大学筑波キャンパスへは「筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。
利用停留所(関東鉄道バス):筑波大学中央行き又は筑波大学循環バス「筑波大学春日キャンパス
つくばエクスプレス(TX)つくば駅A1,A2出口徒歩7分

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