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お知らせ・情報

ユーリッヒ総合研究機構(ドイツ)と国際交流協定を締結(プラズマ研究センター)

2015/10/09

プラズマ研究センターでは,平成27年10月7日から9日まで,ドイツ ユーリッヒ総合研究機構において開催された第5回核融合研究の為のプラズマ-材料相互作用実験装置に関する国際ワークショップに参加し,最近のセンターの研究成果を発表しました。併せて同ワークショップの主催者であり,本研究分野におけるドイツ国内の著名な研究所であるエネルギー・気候研究所との5年間の学術協定を締結し,同研究所長Ulrich Samm教授との署名交換を行いました。センターからは中嶋洋輔センター長,江角直道准教授,市村和也研究員がワークショップに参加し,センターにおける最新の成果について口頭による報告を行いました。

将来の核融合炉において,高温プラズマから発生する高熱流・粒子束に耐える材料を開発することは喫緊の研究課題であり,そのためにプラズマと材料との相互作用について調べる実験装置が世界中で建設され精力的な実験が行われています。本国際ワークショップでは,各国で行われている実験装置を用いた最新の成果が報告され,現状での最新の情報を収集し,将来の研究の指針を探るうえで重要な会議と位置づけられています。

プラズマ研究センターでは,上記研究課題の解決に向けて,世界最大のタンデムミラー型プラズマ閉じ込め装置GAMMA 10/PDXを用いた境界プラズマ制御/プラズマ-材料相互作用に関する研究を進めています。今回,国際熱核融合実験炉(ITER)のプラズマから想定される熱負荷10 MW/m2を大きく越える熱流束15 MW/m2を達成し,併せて高温プラズマ流からの壁材料への熱負荷を低減する非接触プラズマの形成にも成功したことについて報告を行いました。この他にも,ダイバータ模擬プラズマ中のイオン温度や中性粒子の挙動に関する詳細な報告もなされました。

本ワークショップの開催最終日10月9日に,かねてより準備を進めてきましたドイツ ユーリッヒ総合研究機構 エネルギー・気候研究所との学術研究交流に関する協定の締結を行い,今後5年間の共同研究・活動を推進することについて確認し,それらに関する意見交換を行いました。

今回の訪問・協定締結により,センターとして同研究所との学術協力,共同研究,人材交流,教育等の更なる拡大・強化を図ります。

握手を交わすUlrich Samm所長(左)と中嶋洋輔センター長

握手を交わすUlrich Samm所長(左)と中嶋洋輔センター長

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