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お知らせ・情報

南コーカサス諸国およびモルドバを対象とした日本語・日本文化研修を実施

2016/12/12

 12月5日~12日までの期間,大学の世界展開力強化事業(ロシア)「ロシア語圏諸国を対象とした産業界で活躍できるマルチリンガル人材育成プログラム(Ge-NIS)」が主催し,「南コーカサス諸国およびモルドバを対象とした日本語・日本文化研修」を実施しました。

 本研修は,筑波大学と大学間交流協定を新規に締結した南コーカサス諸国(アゼルバイジャン共和国・アルメニア共和国・ジョージア)およびモルドバ共和国の各大学から,日本語教育・日本研究に関わる教職員と日本学を専攻する学生を招聘し,日本語・日本文化コミュニケータとしてより高度な知識や技能を身に着けることを目的として行われ,次の5大学1機関から計10名が参加しました。

 •アゼルバイジャン言語大学(アゼルバイジャン) 
 •ADA大学(アゼルバイジャン)
 •ロシア・アルメニア・スラヴ大学(アルメニア) 
 •トビリシ自由大学(ジョージア)
 •モルドバ国立大学(モルドバ)
 •モルドバ日本交流財団(モルドバ)

 本研修の中で,国際学術シンポジウム,学生ラウンドテーブル,日本文化研修,日本語教員研修など様々なプログラムが行われました。

 まず,12月6日に実施されたシンポジウム「南コーカサスおよびモルドバにおける日本語教育・日本研究事情」(筑波大学CEGLOC〔磐崎弘貞センター長〕との共催)では,各大学の日本語教師や日本研究者,大学院生が自らの国の日本語教育事情や日本研究事情について紹介し,将来の展望を述べ,活発に意見を交わしました。

 12月9日には「つくば学生ラウンドテーブル」を実施しました。学生ラウンドテーブルの第一部では,参加学生がそれぞれの国の文化(食文化,現代文化,伝統文化など)を紹介するプレゼンテーションを行いました(使用言語は日本語と英語)。筑波大学の学生代表も,Cool Japanについてプレゼンテーションを行いました。

 第二部では俳句作りに挑戦しました。参加学生は日本で撮影した写真をもとに俳句を考え,日本人学生とペアを組んで一緒に日本語俳句を完成させました。俳句の完成後,Japan-Expert(学士)プログラムの日本語教師養成コースで学ぶ中国やミャンマー出身の留学生が,審査員として留学生ならではの視点から最も好きな俳句を選び,選評を発表しました。

 日本語教員研修については,加納千恵子教授と小野正樹教授(ともに人文社会系)が研修指導しました。具体的には,日本語あるいは日本語研究の授業見学を行い,日本語教授法についての専門的な知識を深めました。学生に対してはJapan-Expert(学士)プログラムの入山美保助教(人文社会系)による特別授業を開講し,日本語による年賀状作成,日本語スピーチの練習を行いました。また日本文化に関しては,茶道と華道の作法を直に体験することで日本の伝統文化の理解を深めました。

 この他,国際交流基金日本語国際センター(埼玉県さいたま市),サイバーダインスタジオ(つくば市),牛久大仏(茨城県牛久市),学内の各種施設を訪問しました。また,各大学・機関の代表者は,今後の筑波大学との協力及び交流計画について,ベントン・キャロライン・ファーン副学長(国際担当),遅野井茂雄人文社会系長と協議しました。

 最終日の修了式では参加者のスピーチが行われ,「将来は筑波大学に留学して,もっと日本について勉強したい」,「とても平和な日本で,政治的には国同士が鋭く対立している人とも友達になれた」といった感想が寄せられました。

 筑波大学では2016年10月より,アゼルバイジャン(3名),アルメニア(1名),ジョージア(3名),モルドバ(1名)の交換留学生を受け入れており,今後も継続的に各大学から受け入れると共に,日本人学生の派遣も予定しています。

学生フォーラム(自作の俳句とともに) 日本文化研修
国際交流基金日本語国際センターへの訪問 シンポジウム「南コーカサス・モルドバにおける日本語教育・日本研究事情」
ベントン副学長との協議

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