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お知らせ・情報

スポーツイノベーション開発研究センターを設立

2017/03/23

 国立大学法人筑波大学(学長:永田恭介,以下「筑波大学」)は,平成29年4月1日付けで,「スポーツイノベーション開発研究センター」(センター長:山田幸雄 筑波大学体育系教授,筑波大学体育センター長)を設立します。同センターは,日本版アスレチックデパートメント(注1)の筑波大学における設置・推進と,日本版NCAA(注2)の創設を支援し,スポーツ産業の活性化,スポーツアドミニストレーターの育成,国際共同研究や企業との共同研究の推進を図り,持続的な日本の活性化を目指すとともに,大学における学生への教育的支援の充実に資することを目的としています。

(注1) アスレチックデパートメント(Department of Athletics):大学学長の下にスポーツアドミニストレーターを配置し,会計,マーケティング,広報,施設,学生支援など,運動部運営に関わる全般についてマネジメントを担当する。
(注2) NCAA:National Collegiate Athletic Associationの略であり,一般的に全米大学体育協会と訳される。会員は大学であり,学長,スポーツアドミニストレーター,学生競技者からの代表で構成される委員会を形成し,安全管理,学業支援,公正性の確保を含めた米国における大学スポーツ全般をマネジメントしている。

 米国の大学においては,「ブランディングの向上」,「アイデンティティの形成」,「エンターテイメントの提供」,「競技力の向上」,「利益の生産」といった大学スポーツのもたらす多くの効果を得る現状にありますが,その背景には,大学学長下にあるアスレチックデパートメントでの教育マネジメントの充実が挙げられます。

 我が国においても,「日本再興戦略2016」では,スポーツ産業の推進が官民戦略プロジェクトの一つとして,また,第2期スポーツ基本計画においては,施策目標に「大学スポーツの振興」が掲げられました。これは,「大学のスポーツ資源の活用は,国民の健康増進や障害者スポーツの振興に資するとともに,地域・経済の活性化の起爆剤となり得る」という現状認識によるものです。

 このような視点から,今回,筑波大学は,「スポーツイノベーション開発研究センター,英語名:R&D Center for Sport Innovation」を設立します。研究部門は,大学スポーツ研究分野とスポーツIT分野の2つからなります。筑波大学では,平成28年度,関彰商事(株)より物納寄付にてセキショウフィールドが完成し,教育研究の基盤整備とともに,地域貢献活動拠点としての施設環境が整いました。さらに,(株)ドームとの包括的パートナーシップ協定を締結したうえで,共同研究として「米国大学における学生競技者に対する教育マネジメントの現状分析」を行い,日本版アスレチックデパートメントのモデル構築に向けた基礎的研究を開始しています。

 今後,同センターでは,日本版アスレチックデパートメントを含む大学スポーツに係る多様な産学官連携,国際連携,地域連携による研究開発を進めます。また,人材育成においては米国・テンプル大学と連携し,特に欧米と比較して極端に人材育成が遅れているスポーツアドミニストレーター分野において,基礎~応用~実証~産業ビジネス化を網羅したトレーニングを戦略的・組織的・国際的に実施できる広範かつ総合的な視野を有した国際的な人材を育成するシステムを構築します。

「開発研究センター」【注釈】

*1)社会還元型の研究を推進しイノベーション創出を促進するために,外部資金等を事業運営費として,社会的要請の高い学問分野での共同研究開発を積極的に推進し,産学官の共同研究体制を構築する組織。期間は5年で延長もできるが,外部資金での運営が不可能になった時点で廃止となる。筑波大学のミッションである教育,研究,社会貢献のうち,社会貢献のミッションを担う新たな組織として平成27年7月1日付けで創設された。名称は「開発研究センター」とし,筑波大学国際産学連携本部のもとに開設される。

問い合わせ先

国立大学法人筑波大学
体育センター長 山田 幸雄

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