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受賞・表彰

第8回日本NPO学会優秀賞
人文社会科学研究科  辻中 豊

(受賞日:2010.03.14)
辻中豊教授(筑波大学人文社会科学研究科)は,2010(平成22)年3月12日?14日,立命館大学衣笠キャンパスで開催された日本NPO学会第12回年次大会において,最終日の14日に第8回日本NPO学会優秀賞を受賞しました。
 この賞は,NPO(Non Profit Organization)・NGO(Non Governmental Organization)・ボランティアなどに関する研究及び実践報告や,海外の研究者若しくは実践家が行う日本のNPO・NGO・ボランティアなどに関する研究及び実践報告で,特に優れたものに対して与えられるもので,NPO研究者及び実践家の一層の研鑽を奨励することを目的としています。
 辻中教授の「現代日本の自治会・町内会?第1回全国調査にみる自治力・ネットワーク・ガバナンス」(辻中豊,ロバート・ペッカネン,山本英弘著。木鐸社2009/10刊行)が特に優れていると評価されての受賞となりました。

※「現代日本の自治会・町内会?第1回全国調査にみる自治力・ネットワーク・ガバナンス」概要
 全国の自治会・町内会を対象に日本で初めての壮大な構想に基づく実態調査を行い分析したものである。自治会はNPOのようなボランタリー・アソシエーションではなく自発性という点においてNPOとは異なるが,同書では自治会等の地縁組織も市民社会組織として捉えている。広義の市民社会組織として自治体やNPOの関係を論じる上で必須の文献になると思われる。調査結果は従来から言われてきたことと大きく異なるものではなく,とくに新しい知見はないが,全国調査によりそれが確認されたことは大きい。今回の調査は自治会・町内会の役員及び行政を対象としたものであるが,一般住民の意識調査とクロスさせると面白いものになる。共著ということもあり特別の主張を述べているものではないが,今後は例えば認可地縁団体についての意識調査・分析に基づく地縁団体の法的性格に関する提言などを期待したい。著者等は長年にわたり市民社会組織の実態調査を国際的に実施してきており,このような地道な調査研究に対して敬意を表したい。

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