印刷

お知らせ・情報

第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム

2010/11/02

主催 筑波大学クラウドコンピューティング基盤開発プロジェクト

 筑波大学を中心とする研究グループでは,総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE:Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme)ICT(Information and Communication Technology)イノベーション促進型研究開発(2009-2011年度の予定)の支援を受け,富士ソフト株式会社の協力のもと,クラウドコンピューティング基盤の開発を進めています。
 この研究開発は,これまでに同研究グループが進めてきた文科省科学技術振興調整費及び独立行政法人科学技術振興機構(JST:Japan Science and Technology Agency)のCREST(Core Research of Evolutional Science & Technology:研究代表者が研究チームを率いて研究を推進)の研究成果を発展させて,ディペンダブルなクラウドコンピューティング基盤を開発しようとするものです。
 今回のシンポジウムでは,クラウドコンピューティングに興味を持たれるすべての皆様を対象とし,クラウドコンピューティングの総説,同研究プロジェクトの概要,11月にオープンソースソフトウェアとして公開するクラウドコンピューティング基盤Kumoi(※下記「公開予定ソフトウェア」を参照ください。)等について分かりやすく説明致します。
 多くの皆様のご参加を,心からお待ちしております。

日時:11月2日(火) 13:30-16:30(受付開始13:10)
会場:富士ソフトアキバプラザ6Fセミナールーム1
    〒101-0022 
    東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
    TEL.03-5209-6285,FAX.03-5209-5261
アクセス:下記関連リンク「アクセス」をご覧ください。
参加費:無料
申込み:下記関連リンク「参加申込みサイト」からお申し込みください。
プログラム
 ○Part I プロジェクト総論
 ・13:30-14:10 クラウドコンピューティング概説
  加藤和彦教授(筑波大学システム情報工学研究科)
  実体を理解するのが容易でなく,「雲を掴むような話」とも揶揄されることも少なくないクラウドコンピューティングについて,その本質は何であるか,定義,基本技術,導入の利点と懸案事項等を分かりやすく解説する。
 ・14:20-14:50 ディペンダブルなクラウドコンピューティング基盤プロジェクトの概要
  加藤和彦教授(同)
  クラウドコンピューティングを構成するクライアント環境,サーバ環境,そしてそれらをつなぐネットワーク環境の3つの環境において,ディペンダビリティ(信頼性,可用性,スケーラビリティ,セキュリティ)を有する基盤システムの構築を目指すプロジェクトの概要を紹介する。
 ○Part II プロジェクト各論
 ・15:10-15:50 クラウドコンピューティング基盤システムKumoi
  杉木章義助教(同)
  クラウドを実現するサーバ環境用基盤ソフトウェア「Kumoi」について,目的やアーキテクチャ及び開発の現状などの技術的な側面について説明する。Kumoiは現在,基本部分がようやく稼働した段階にあるものの,言語技術とミドルウェア技術の双方の利点を生かしながらデザインされており,高水準な記述による効率的なデータセンター管理から,独自のプライベートクラウド構築までを可能とすることを目指している。本発表では,現状,実現している機能と,今後開発を進めていく機能について説明する。
 ・15:50-16:30 ディペンダブルなクラウド環境を支えるクライアント仮想化技術
  品川高廣講師(同)
  本発表では,クラウド環境全体としてのディペンダビリティ向上を目的として,当グループで研究開発しているクライアント仮想化技術について述べる。平成18-20年度に実施した「セキュアVMプロジェクト」において研究開発した仮想化ソフトウェア「BitVisor」をベースとして,クライアント側のセキュリティや信頼性,ネットワークの可用性など,総合的なディペンダビリティを向上させるための取り組みについて説明する。
問合せ:
 ○シンポジウム関係
   加藤和彦(同)
   TEL.029-853-5514
   E-mail:kato#@#cs.tsukuba.ac.jp(※「#@#」を「@」に置き換えてください。)
 ○参加申し込み関係
   杉木章義(同)
   TEL.029-853-5191
   E-mail:sugiki#@#cs.tsukuba.ac.jp(※「#@#」を「@」に置き換えてください。)

※公開予定ソフトウェア
 Kumoiは,クラウド側で仮想マシン管理を行うIaaS (Infrastructure as a Service)機能を提供する基盤ソフトウェアです。ソフトウェアの大部分がプログラミング言語Scalaで記述されています。Scalaは,オブジェクト指向と関数型の両方の利点を取り入れて設計された言語です。シェルまたはスクリプト言語相当の高水準記述から,Java言語レベルの低水準記述までを一つの言語フレームワークで行えるようになっています。
 Kumoiでは,仮想マシンや仮想ネットワーク等の,クラウドシステムを構成するさまざまな計算資源をScalaオブジェクトに論理的にマッピングすることにより,高い生産性のもとで,クラウドシステムを管理・操作したり,あるいは,独自のプライベートクラウドを構築することを可能とします。

関連リンク

このページのトップへ