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医学セミナー「心電情報から心機能をさぐる」

2012/02/17

演題:「心電情報から心機能をさぐる」

 心臓は,洞房結節にあるペースメーカー細胞から電気刺激を発し,伝達速度の調節をしながら刺激伝導系を伝搬し,心室筋の収縮を引き起こすことによって,血液の拍出機能を行っています。心筋細胞のレベルでは,刺激伝搬による細胞膜の脱分極が細胞内にCa2+を流入させることにより,筋蛋白の収縮を引き起こしています(Calcium induced calcium release: CICR)。この電位変化の伝達が収縮を引き起こすことをElectro-Mechanical coupling(E-C coupling)といいます。また,心臓の収縮の状態が電位に影響を与えることを,Mechano-Electrical Feedback といいます。このように,心臓の電気現象と心臓の収縮は不可分の関係にあるにもかかわらず,心電情報から心機能の変化を読み取る試みはほとんど行われていませんでした。しかし,心不全では活動電位,イオンチャネル,細胞間電位伝達(cell-to-cell coupling)のいずれも通常とは異なる変異を示すことが,次第に明らかになってきています。この変化を踏まえて,体表面心臓脱分極電位の周波数解析から心機能を読み取る試みを紹介します。
Matsushita S‚ et al. Ann Thorac Surg 77:1293-7‚ 2004

日時:2月17日(金) 18:00-19:30
会場:筑波大学医学学群棟203GooglrMap版へ
講師:松下昌之助(筑波技術大学保健科学部保健学科准教授)
世話人:医学医療系循環器外科 榊原 謙
  TEL.029-853-3097
※なお,聴講ご希望の学外の方は,連絡先にご確認下さい。

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