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お知らせ・情報

《医学セミナー》「血小板凝集因子ポドプラニンに対するがん特異的抗体の開発」

2014/10/03

講 師:加藤幸成 先生(東北大学大学院医学系研究科 教授)
日 時:2014年10月3日(金) 17:00 ~ 19:00
場 所:医学学群棟 4A 411GoogleMap版へ
アクセス:
筑波大学筑波キャンパスへは「筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。

演 題:血小板凝集因子ポドプラニンに対するがん特異的抗体の開発

要 旨:
血小板凝集因子ポドプラニンは,血小板上のCLEC-2と結合することでがんの血行性転移を引き起こす。ポドプラニンは,肺がん, 食道がん,頭頸部がん,脳腫瘍,悪性中皮腫などに高発現し患者の予後と相関するが,リンパ管内皮細胞,I型肺胞上皮細胞,腎上皮細胞など の正常細胞にも高発現している。これまで樹立された抗ポドプラニン抗体は,がん細胞だけでなく正常細胞にも反応し,抗体医薬としては副作 用が懸念される。我々は近年,正常細胞には反応しないがん特異的抗体(Cancer-specific mAb: CasMab)を作製する技術を開発した。CasMab法により新規に樹立した抗ポドプラニン抗体は,ヒトがん組織に対する免疫組織染色において,リンパ 管内皮細胞やI型肺胞上皮細胞に反応せず,がん細胞のみを特異的に染色した。CasMab法はすべての膜タンパク質に対して応用可能であり,副作用を軽減させた抗体医薬の開発が可能となった。本セミナーでは,CasMabの開発の経緯について紹介する。

連絡先

筑波大学医学医療系 加藤光保 (内線 3944)

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