生物・環境

細菌の細胞が破裂して社会性を発揮する仕組みを発見 ~細菌の集合体形成、相互作用、病原性の鍵となる機構を解明~

筑波大学 生命環境系 豊福雅典助教(チューリッヒ大学客員研究員兼任)、野村暢彦教授らの研究グループは、チューリッヒ大学Leo Eberl 教授、 スイス連邦工科大学チューリッヒ校 Christian Ahrens 研究員、シドニー工科大学 Cynthia Whitchurch 助教らとの共同研究により、細菌外にDNAやMVを放出する新奇機構 explosive cell lysisを発見し、それが引き起こされるメカニズムを解明しました。

160414-2

図 細胞破裂(explosive cell lysis)による、MV・DNAの放出。これまで、MVは細胞が出芽するような形で放出されると思われていた(左図)。本研究では、一部の細菌が破裂してMVを放出することを発見した(右図)。その際、DNAも放出されて、バイオフィルム形成などに用いられる。



PDF資料

プレスリリース