ALUMNI

勝野 美江氏

勝野氏の写真

2023/02

勝野 美江 (カツノ ミエ)

2011年入学・2013年卒業 人間総合科学研究科 生涯発達専攻(博士前期課程)
2013年入学・2016年修了 人間総合科学研究科 生涯発達科学専攻(博士後期課程)
[現在の職業(勤務先・役職等)]

徳島県庁・副知事


(1) 現在のお仕事を聞かせてください。

2021年11月から副知事として、徳島県の農林水産業の振興、新型コロナウイルス対策など幅広い業務を担当させてもらっています。徳島県は関西広域連合のメンバーであり、2025年大阪・関西万博でも関西パビリオン内にパビリオンを出展します。『万博は「ゲートウェイ」、徳島「まるごとパビリオン」~県民が参画し、県民が作る万博~』をコンセプトにSDGsをテーマとしてあらゆる施策を万博シフトさせていこうと準備中です。徳島県には豊かな自然があり、四国遍路、人形浄瑠璃、阿波踊り、阿波藍など多くの歴史・文化資源も存在します。農林水産業も盛んで、美味しい食事も食べられます!こうした魅力を多くの方に知っていただけるよう奮闘しています!




(2) 今改めて、筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

研究発表会

社会人大学院ということで、職種や年齢の異なる方々と共に学ぶ機会を得られたことは貴重な機会となりました。バックグラウンドが異なる方々の研究内容を発表会などで見聞きすることは、様々な世界の研究課題を学ぶ機会となりました。カウンセリング心理学を学んだことで、職場での様々な問題に直面した際に学んだ知識が多いに役立っています。心理統計は、統計データの見方、使い方に役立っています。スイス・ローザンヌで開催された国際学会で発表した際に、世界各国の研究者と交流し、自分の研究内容を説明し、感想を聞く機会が得られたことは、大変有意義でした。特に国際機関や海外の方と仕事をする際には博士の称号の価値を実感しています。



(3) 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

勝野氏の写真

仕事をしながら大学院で学ぶ生活は、ハードではありましたが、これまでの仕事の経験から生まれた研究テーマをつきつめて実証したいという強い動機があったので、とても楽しかったです。また、図書館での論文提供サービスや統計ソフトを自宅からも活用できるなど研究サポート環境も充実していました。博士論文執筆では、生みの苦しみを味わいましたが、指導してくださった先生方からは惜しみなくアドバイスがいただけてありがたかったです。何歳であっても「学びたい」「研究したい」と思った時がスタートだと思います。なせばなる・・の精神であきらめずに、チャレンジすると新たな世界が開けます。皆さんも頑張ってください。




創基151年筑波大学開学50周年記念事業