ALUMNI

江國 翔太氏

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2023/02

江國 翔太 (エクニ ショウタ)

2007年入学・2012年卒業 筑波大学工学システム学類
2012年入学・2014年修了 筑波大学大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻(博士前期課程)
2014年編入・2017年中退 筑波大学グローバル教育院 エンパワーメント情報学プログラム(一貫制博士課程)
[現在の職業(勤務先・役職等)]

株式会社電通 ビジネス・デザイナー


(1) 現在のお仕事を聞かせてください。

入社して数年間はコピーライターおよびデジタル・クリエーティブ・プランナーとしてCMやWEBサイトといった広告コミュニケーションから、アプリ、インスタレーション、展示会などの企画・制作を担当していました。これらの仕事を通して、どうすれば人々の心を言語やテクノロジーで動かすことができるかを深く考えることができた一方で、社会にインパクトを与えるには事業に対する理解を深めなければと思うようになり、事業会社への出向を経験しました。そして現在は、クライアントの事業部の方とともに新商品開発をしたり、経営陣に向けて意思決定分析をしたり、社内外の事業戦略・開発を支援する仕事をしています。




(2) 今改めて、筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

江國氏の写真

やはり多彩な先生方がいらっしゃることは、筑波大学の良いところだと思います。私が筑波大学に入学を決めた動機も、ロボットスーツHALを開発した山海嘉之先生でした。実際に山海研究室に配属した直後、下半身麻痺した方をロボットスーツで背負ってモン・サン・ミッシェルを登頂するプロジェクトに参加させてもらったことは良い思い出です。また、学生がユニークなことも特色かと思います。入学時点で有名なOSS開発に携わっていたり、未踏ソフトウェア創造事業に採択されていく友人たちの姿には、大きな刺激をもらいました。



(3) 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

ぜひ、自発的に動いてみてほしいです。入学当時、私にとって講義を受けては学生宿舎に帰るだけの大学生活は、あまり楽しいものではありませんでした。ですがある時から、元々興味があったロボットや人工衛星をつくる活動に参加するようになって、自分の周りに広がっていた可能性の大きさに気づくことができました。新しいことに挑戦することは多少なりとも勇気がいることですが、そうすることでしか得られない経験が自分を「何者か」にしてくれると思います。




創基151年筑波大学開学50周年記念事業