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財団法人日本英語検定協会第24回(2011年)英検研究助成研究部門入選
人文社会科学研究科 名畑目 真吾

学生・大学院生

 卯城祐司教授(人文社会科学研究科,現代語・現代文化専攻)指導の人文社会科学研究科博士前期課程2年名畑目真吾氏が,財団法人日本英語検定協会第24回(2011年)英検研究助成研究部門に入選し,2011年(平成23年)7月16日,アルカディア市ヶ谷(東京都)において入選証書の贈呈を受けました。
 この研究助成金制度は,実用英語の一層の普及・発展と英語能力検定試験の質的向上を目的に1987年に設けられました。英語能力テスト及び英語教育に関する研究企画を広く募集し,優秀な企画に対して助成金を交付し,10ヵ月間の研究後,その結果を公表する制度です。この制度には,研究,実践,調査及び委託研究の4つの部門があり,名畑目氏が入選した「研究部門」は,英語能力の測定・評価に関し,その改善向上や英語教育に役立つものが要求されています。
 今回対象となったのは「Latent Semantic Analysis (LSA) による空所補充型読解テストの解明:文レベルの意味的関連度を観点として」と題する研究です。この研究は,英文テキスト内の文と文の意味的関連度を観点とした統計的分析により,空所補充型読解テストの特性を解明することを目的としています。空所補充型読解問題では未だ解明されていない疑問や問題が残っており,それらを意味的関連度に着眼した分析手法で解明しようとする独創的な試みが高く評価され,入選となりました。
 本研究には30万円の助成金が授与されました。2012年刊行の"STEP Bulletin" 第24号において研究成果の詳細が掲載されます。

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