計算科学研究センターの原田隆平研究員は，分子混雑シミュレーションを実現し，従来の希薄環境におけるMDシミュレーションから解析困難な，分子混雑環境における生体分子・溶媒分子の物理化学的性質を初めて明らかにしました。加えて，同氏が開発した計算化学シミュレーション手法に基づく様々な適用研究が盛んに展開され，分子機能メカニズムの解明に大きく貢献しています。

以上の業績により，原田研究員は第67回日本化学会進歩賞を授与されました。