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第41回日本神経科学大会 Junior Investigator Poster Award
人間総合科学研究科 豊島 理

学生・大学院生

豊島理さん(人間総合科学研究科フロンティア医科学専攻1年生,指導教員:医学医療系 松本正幸教授)が,平成30年7月26?29日に神戸コンベンションセンターで開催された第41回日本神経科学大会において,Junior Investigator Poster Awardを受賞しました。

受賞題目は「Neurons monitor dynamically changing reward value in the primate striatum」です。


研究内容:
報酬は動物の行動を誘因する主な要素ですが,その価値は時間と共に変化します。たとえば,バーテンダーがあなたのグラスにビールを注いでいる情景を思い浮かべてみてください。ビールが注がれるにつれて、あなたのグラスがビールで満たされていきます。あなたの期待(報酬価値)は徐々に高まることでしょう。豊島さんは,このように時間と共に変動する価値の情報が,脳の中の線条体と呼ばれる領域で処理されていることを明らかにしました。線条体は運動野とも連絡する領域であり,このような報酬価値に関連した神経活動が,変動する価値に対する意欲や意思決定に重要な役割を果たすと考えられます。

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