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第20回森林管理技術賞 学術貢献賞
山岳科学センター(井川演習林) 上治 雄介

教職員等

2018年9月2o日に全国演習林協議会秋季総会が沖縄県名護市で行われました.この席で,井川演習林の上治雄介技術職員が第20回森林管理技術賞の学術貢献賞を受賞しました.筑波大学演習林技術職員の受賞は昨年の技術貢献賞での受賞に続き,学術貢献賞は初になります.

全国大学演習林協議会では1998年に大学演習林における技術職員を対象に,教育研究の支援や演習林の維持管理への貢献を評価するための表彰制度を制定しています.上治雄介氏が受賞した学術貢献賞の授与規程には「優れた森林管理技術の開発もしくは普及に多大な貢献をしたもの」とあります.今回は「重要な教育・研究材料の収集・提供・公開を通じて学術的もしくは社会に多大な貢献をしたもの」とあります.今回は「UAVによる空中写真測量技術を駆使した森林情報管理のデジタル・アーカイブ化とその活用」というテーマでの受賞でした.

上治雄介氏は演習林での業務で得た情報を直ちにデジタル化して,自分はもとより演習林利用者にも使いやすい形で提供・公開することに取り組んできました.情報解析や公開ツール,最新の測定機器の操作に明るく,最近の技術取得によって得られた成果は演習林の事業に大きく貢献しています.上治氏が井川演習林で最近取り組んでいるUAV活用による地形測量の成果は,急峻な地形で斜面崩壊や河川流路の変化が激しい井川演習林での防災教育研究の精度向上に期待が高まっています.上治氏の技術職員としてのスキルが高く評価されたことに感謝するとともに,山岳科学センターをはじめとする筑波大学の技術職員の励みとなれば,こんな嬉しいことはありません.今回はその様子をお知らせします.

総会が始まって諸々と挨拶などのあと,早速と表彰式です.今回は特別功労賞1名,技術貢献賞1名,学術貢献賞3名の受賞でした.
佐藤宣子全国演習林協議会会長から表彰されました.表彰状を読み上げているところです.
佐藤宣子全国演習林協議会会長から表彰されました.表彰状を読み上げているところです.
津村演習林総括と記念撮影です.
津村演習林総括と記念撮影です.

創基151年筑波大学開学50周年記念事業