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紫綬褒章
生命環境系 津村 義彦

教職員等

 このたび、津村 義彦 名誉教授(元 山岳科学センター長・生命環境系教授)が、森林遺伝学の分野における多大な功績が認められ、令和7年春の紫綬褒章を受章しました。

 津村 義彦 名誉教授は、我が国の主要樹種について、分子集団遺伝学的手法を用いて遺伝的多様性や遺伝的地域性を解析し、遺伝的多様性が東日本は相対的に低く、西日本は相対的に高いこと等、我が国の森林の成立過程や森林樹木の遺伝的地域性を明らかにしました。また、東南アジアの熱帯林でも同様の研究を行い、森林の保全に大きく寄与するなど、世界及び我が国の森林遺伝研究を推進し、その発展に貢献してきました。

 紫綬褒章は、「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績」を挙げた者に贈られる栄誉で、令和7年4月29日付けで受章、伝達式は、同年5月21日に予定されています。

写真:津村義彦名誉教授