ALUMNI

塚本 幹夫氏

塚本 幹夫(ツカモト ミキオ)氏

1977年入学・1981年卒業,第一学群社会学類(法律専攻)

株式会社フジテレビジョン 総合開発局 企画担当局長

① 現在のお仕事を聞かせてください。

テレビ局のメディア戦略を担当しています。放送法などテレビ関係の制度変更への対応や,デジタル化の次に来る放送の高度化,通信との連携への取り組みについて,情報収集,社内外の調整,プランの策定を行っています。
入社以来,バラエティ番組の制作や報道の取材,デスク,編集長などを歴任し,2005年からデジタルビジネスの分野に。モバイルコンテンツ事業や番組のネット配信,オンラインゲーム事業などネットビジネス全体の責任者を務めて来ました。
放送番組がテレビを飛び出し多メディア化していくことは時代の流れであり,放送の未来を見据えた戦略作りが求められています。

塚本 幹夫氏

② 今改めて,筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

創立4年目の入学。卒業生もおらず,何もかもが手探りの時代でした。逆に言えばすべてを自分たちで作っていこうという気概が学生にありました。
また,宿舎を中心に友人が皆,近場にいたため,毎晩のように飲んでは語り合いました。都会の大学にはない『青臭い』青春がそこにはありました。

③ 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

勉強も仕事もすべては「人との関係」です。在学中になるべく多くの人たちと会い,知識や英知を吸収し,自分を磨いてください。授業やゼミ,研究室,サークル活動は出会いの場です。そこで構築されたネットワーク,人間関係は生涯,皆さんの味方となります。私の場合,専攻とは関係なかった故・青木彰先生との出会いがその後の人生を9割方,方向づけました。
一つだけやり損ねたのは「英会話」。グローバル化の時代,これだけは何が何でも習得される事を勧めます。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業