ALUMNI

上野 ふよう氏

上野 ふよう(ウエノ フヨウ)氏

1986入学・1990卒業,第二学群比較文化学類

国連人口基金東京事務所 所長補佐

① 現在のお仕事を聞かせてください。

人口データを基に,開発途上国の女性や若者のリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康・権利)を推進する国連機関(国連人口基金,UNFPA)の東京事務所に勤務しています。
主な業務は,(1)UNFPAの日本国内における広報業務,(2)東京事務所のマネジメント業務のサポート,(3)日本国内の様々な関係者とUNFPA本部やカントリーオフィスとの連携調整。

上野 ふよう氏

② 今改めて,筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

研究学園都市というある種特異な場所で,東京や地方とも異なる,学生や研究者が集まることで生まれる不思議なシナジーを体感できたと思います。
様々な分野の学群・学類がまとまっていたことで,幅広い分野の講義を受講できました。比較文化学類から,芸術や生物の講義も受けました。
筑波大学となって比較的歴史が浅いとはいえ,多くの学生を輩出しているため,社会人になってからも,同じ大学卒業という方にお会いすることがあります。医学や体育の卒業生であっても,"あの土地で学生時代を過ごした"という共通体験を持つと思うと,不思議と連帯感を感じるものです。

上野 ふよう氏

③ 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

10代後半から20代前半(多くの学生がこの年代かと思います)というのは,その後の人生を決定づける機会となり得る非常に重要な時期です。その時期に,様々なことに触れて刺激を受け,関心のあることに挑戦することは,大きな糧となります。サークルや学外活動,アルバイトも然り。しかし,大学というアカデミックな場でそのメリットを最大限に活用することができる学生という立場にいるのですから,何かのテーマについてとことん勉強する,という体験を人生のうちに一度でもすることをお薦めします。それは,その後の人生の基礎となり自信にもつながりますから。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業