ALUMNI

黄 虎氏

黄 虎(Huang Hu)氏

2003 年入学・2007 年卒業,人間総合科学研究科スポーツ医学専攻

East Carolina University Assistant Professor

① 現在のお仕事を聞かせてください。

筑波大学を卒業後,日本学術振興会の特別研究員を経て,その後ハーバード医学院Beth Israel Deaconess Medical Centerの糖尿病,内分泌,代謝内科に研究員として在籍し,中枢神経に作用するレプチンシグナルに関わる新しい分子(Rho Kinase)を発見,それが全身のエネルギーバランスに関与することを解明しました。
2013年からは,米国ノースカロライナ州にあるEast Carolina Universityにて Assistant Professorとして自身の研究室を立ち上げ,最先端の神経科学技術と遺伝子組替え動物モデルを用い,運動や栄養などといった刺激がどのように中枢神経に作用するのか,そして全身の内分泌また代謝にどれだけ影響するのかに重点を置いて研究を行っています。

黄 虎氏

② 今改めて,筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

自身が所属している学部以外にも,関連のある学部(医学部代謝内科)との連携が十分にとれていたため,必要であれば他学部の先生方からアドバイスを頂いたり,施設を使用させて頂いたりと,狭い視野に留まらず,幅広い知識を吸収し自由に研究を行うことができました。

黄 虎氏

③ 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

まずは目標をしっかりと持ち計画を立てることが大切だと思います。それから自分を信じて,目標に向かって確実に実行に移してください。目の前にあることを着実にこなしていくと,必ずいつか目標を達成できます。
また,何事においても最終的に決定するのは自分ですが,自分という小さな枠に凝り固まらず,様々な分野の専門家にアドバイスを求め幅広い知識を身に付けるのも大切です。
そうすれば,困難に出会った時に,臨機応変かつ柔軟に対応できるはずです。
また,これからの時代,国内に留まらず世界を視野に入れて頑張ってほしいと思います。世界を舞台に活躍する筑波大学卒業生が増えることを期待しています。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業