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平成23年度日本不動産学会学会賞(論説賞)
システム情報工学研究科 谷口 守

教職員等

谷口守教授(筑波大学システム情報工学研究科)は,2011(平成23)年5月21日に,日本大学経済学部(東京都千代田区)で開催された社団法人日本不動産学会平成23年度通常総会及び春季全国大会(シンポジウム)において,日本不動産学会賞(論説賞)を受賞しました。  この賞は,当該年度の12月31日以前3年間に,日本不動産学会誌上に発表された論説の中から,不動産学において学術の発展に著しい貢献をしたと認められる場合に授与するものです。  谷口教授の論説『コンパクトシティの「その後」と「これから」』が,日本不動産学会論文・著作賞選考委員会において選定され,この度の受賞となりました。 ※選考評(抜粋)  本論説は,2001年以降のコンパクトシティ政策の大転換を要領よく整理するとともに,政策実践の課題を独自の視点から論じたものである。とくに,人口密度と自動車CO2排出量の関係の年代別変化から,密度は同じでも一家1台から一人1台への自動車普及率の変化が,CO2排出量を増加させることがある事実を明らかにし,住区特性と交通環境負荷との関係を丹念に関連付け,効果的なコンパクト化策を探っていく「住区からのアプローチ」が必要であることを主張しており,今後の政策に有益な展望を与えている。

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