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第8回(平成23年度)日本学術振興会賞
生命環境系 高谷 直樹

教職員等

高谷直樹教授(筑波大学生命環境系)は,2012(平成24)年2月27日,「糸状菌の多様な電子伝達反応系の発見と機構解明」の研究業績により,第8回(平成23年度)日本学術振興会賞を受賞しました。  日本学術振興会賞は,優れた研究を進めている若手研究者を見いだし,早い段階から顕彰してその研究意欲を高め,独創的,先駆的な研究を支援することにより,我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的に平成16年度に日本学術振興会が創設したものです。受賞対象者は,人文・社会科学及び自然科学の全分野において,45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち,論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者としています。  高谷教授の研究業績は糸状菌を含む真核生物の環境変化に応答・適応する多様な電子伝達反応と分子機構に関する新しい概念を示しただけでなく,バイオテクノロジー分野の発展にもつながる重要なもので,応用研究への展開も大いに期待されるものとして高く評価されました。  また,本学においては若手教員がその研究業績を認められ,文部科学大臣表彰などの著名な賞を受賞した場合に更なる研究の発展を期待し,「若手研究者顕彰事業」を実施しております。高谷教授は若手研究者顕彰事業において次年度支援されることとなり,3月15日に学長表彰式が行われました。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業