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財団法人日本英語検定協会第25回(2012年)英検研究助成研究部門入選
人文社会科学研究科 木村 雪乃

学生・大学院生

卯城祐司教授(人文社会科学研究科,現代語・現代文化専攻)指導の人文社会科学研究科博士前期課程2年木村雪乃氏が,財団法人日本英語検定協会第25回(2012年)英検研究助成研究部門に入選し,2012年(平成24年)6月30日,アルカディア市ヶ谷(東京都)において入選証書の贈呈を受けました。  この研究助成金制度は,実用英語の一層の普及・発展と英語能力検定試験の質的向上を目的に1987年に設けられました。英語能力テスト及び英語教育に関する研究企画を広く募集し,優秀な企画に対して助成金を交付し,10ヵ月間の研究後,その結果を公表する制度です。この制度には,研究,実践,調査及び委託研究の4つの部門があり,木村氏が入選した「研究部門」は,英語能力の測定・評価に関し,その改善向上や英語教育に役立つものが要求されています。  今回対象となったのは「マクロルールに基づくメインアイディア理解能力の検証」と題する研究です。この研究は,英文読解能力の一つであるメインアイディア理解能力を多肢選択式テストによって測定する方法を検証することを目的としています。メインアイディア理解能力を測定する有効な方法として「要約課題」が広く用いられている一方で,大規模テストではより効率的にその能力を測定できる方法が求められています。本研究では,要約課題の採点に用いられるマクロルールを英文読解テストに応用するという発想の独創性が高く評価され,入選となりました。  本研究には30万円の助成金が授与されました。2013年刊行の"STEP Bulletin" 第25号において研究成果の詳細が掲載されます。

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