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アジア・太平洋経済協力(APEC)プロジェクト「授業研究による算数数学教育の革新―火山と火災」を受託(2013)
人間系 礒田 正美

教職員等

本学の礒田正美准教授とコンケン大学のMaitree Inprasitha博士は,文部科学省・タイ王国教育省共同提案により,表記プロジェクト(APEC中央ファンドとして97,461USD)を受託しました。同プロジェクトは2014年の1月から12月まで実施されるもので,筑波大学は同プロジェクトを基盤に2014年2月に第8回筑波大学・アジア太平洋経済協力国際会議を開催します。この会議では,年間のAPEC21か国における授業研究計画が議論されます。また,2014年9月にはタイ王国で行われる成果報告会議,コンケン大学・アジア太平洋経済協力国際会議を共催します。 本プロジェクトは,本学の創基以来の伝統のもとで,本学が国際動向をリードするプロジェクトです。実際,授業研究は,1973年に本学創基である師範学校ではじまり,附属小学校を中心に国内に広がったもので,筑波大学では1980年代より,数学教育分野において,それを海外に敷衍する研究活動を推進してきました。 2014年に実施されるAPEC人材養成部門(HRDWG)プロジェクトは20を超えていますが,中央ファンドを獲得したプロジェクトは本プロジェクトを含め,わずか2件です。本プロジェクトは,APEC域内19か国内で,本プロジェクトと同期するプロジェクトが展開する授業研究ネットワークを形成しており,APEC共同体の人材形成に寄与していることなどから,人材養成部門筆頭のプロジェクトとして評価されています。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業