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財団法人日本英語検定協会第29回(2016年)英検研究助成研究部門入選
人文社会科学研究科 多田 豪

学生・大学院生

卯城祐司教授指導下の人文社会科学研究科前期課程2年多田豪氏が財団法人日本英語検定協会第29回(2016年)英検研究助成研究部門入選  卯城祐司教授(人文社会科学研究科,現代語・現代文化専攻)指導の人文社会科学研究科博士前期課程2年多田豪氏が,財団法人日本英語検定協会第29回(2016年)英検研究助成研究部門に入選し,2016年(平成28年)7月16日,日本出版クラブ会館(東京都)において入選証書の贈呈を受けました。  この研究助成金制度は,実用英語の一層の普及・発展と英語能力検定試験の質的向上を目的に1987年に設けられました。英語能力テスト及び英語教育に関する研究企画を広く募集し,優秀な企画に対して助成金を交付し,10ヵ月間の研究後,その結果を公表する制度です。この制度には,研究,実践,調査及び委託研究の4つの部門があり,多田氏が入選した「研究部門」は,英語能力の測定・評価に関し,その改善向上や英語教育に役立つものが要求されています。  今回対象となったのは「CONTRIXを用いた実践的コロケーション知識の測定―頻度とcongruencyの観点から―」と題する研究です。本研究は,コロケーション知識を問うテスト形式の1つであるCONTRIXを用い,テストのレベルに応じて出題すべきコロケーションの範囲を調査することを目的としています。コロケーション知識は自然で流暢なコミュニケーションに重要である一方,各レベルの熟達度で学習・評価に用いるべきコロケーションの条件については,より具体的な知見が求められてきました。本研究は,コロケーションの使用頻度とcongruency (コロケーション中の語が日英語間で一致するか否か) に注目した,コロケーションの学習難易度の詳細な調査の試みについて,その独創的な観点が高く評価され,入選となりました。  本研究には30万円の助成金が授与されます。また2017年刊行の"STEP Bulletin" 第29号において研 究成果の詳細が掲載されます。

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