卯城祐司教授指導下の人文社会科学研究科２年多田豪氏が2016年度全国英語教育学会・学会賞（学術奨励賞）を受賞 　卯城祐司教授（人文社会系）が指導する人文社会科学研究科２年多田豪氏が，全国英語教育学会紀要第27号（ARELE: annual review of English language education in Japan, vol. 27）に掲載された論文“Learning Associates of Known Words: Effects of Semantic Relationship and Similarity on Memorization and Retrieval”（「既知語と関連する語の学習：意味的関連性と類似度による学習と想起への効果」）により，2016年度全国英語教育学会・学会賞（学術奨励賞）を受賞しました。 　この賞は，日本の英語教育学分野で最も権威があり難関とされる学会誌の“ARELE”に掲載された論文の中で，レフリーの査読結果が第１位の論文に贈られるものです。受賞論文は，意図的語彙学習の際，目標語と既知の関連語の比較や関連付けといった思考を行うことで，学習・想起が促されるか否かを検証したものであり，（１）明確な問題意識の下，先行研究を十分に押さえていること，（２）研究方法のデザインを緻密に構築し，客観的で精細な考察を行っていること，（３）独創的な視点から新たな指導の工夫を提案していることの３点が高く評価されました。 　学会賞授与式は，第42回全国英語教育学会埼玉研究大会（８月20日，獨協大学）にて行われました。