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平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成 入選
人文社会科学研究科 岡田 龍平

学生・大学院生

岡田龍平さん(人文社会科学研究科博士前期課程1年、指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が2019年(令和元年)10月29日、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。

この助成制度では、日本の教科書・副読本・教師用指導書・デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。平成31年度は全国で計31件の応募があり、内12件の研究が採択されました。

今回対象となったのは、「既習語彙の再解釈を促進する教材開発に向けた教科書分析 ? 小・中学校における連携した語彙指導を目指して?」と題した研究です。本研究は小学校・中学校での一貫した語彙指導を可能とするような教材作成に関する示唆を与えることを目的として、小学校・中学校の外国語検定教科書において英単語(多義語)がどのように提示・指導されているかについて調査を行います。学習指導要領の改訂により、実際のコミュニケーションで必要な語彙を中心に小学校では600?700語程度、中学校では1600?1800語程度の語彙を指導することが明記されました。そのため、語彙を含む文法事項に関して、これまで以上に小学校・中学校間で連携し一貫した指導を行うことが求められることとなったという背景から、本研究の必要性が評価され、採択となりました。

なお、本研究の成果は、2021年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。

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