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令和2年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成 入選
人文社会科学研究科 青木 重憲

学生・大学院生

青木重憲さん(人文社会科学研究科博士前期課程2年、指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が2020年(令和2年)10月28日、令和2年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。

この助成制度では、日本の教科書・副読本・教師用指導書・デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。令和2年度は全国で計35件の応募があり、14件の研究が採択されました。

今回対象となったのは、「主体的で対話的な学びを促進するDialogic Teachingの導入:中学校英語教科書におけるディスカッション活動の分析を通して」と題した研究です。本研究では、ディスカッションに焦点を当て、中学校英語検定教科書の分析を行い、教科書におけるディスカッションが主体的で対話的な学習を促進するための一助となることを目的としています。近年、コミュニケーションを重視しながら、即興性や論理性、批判的思考力などを育成する目的で、オープンクエスチョンをもとにしたディスカッションの役割が非常に重要であると考えられ始めました。そこで従来の一方向の情報提示を行う教科書から脱却し、双方向の授業を展開するための教科書を作成しようとする点が評価されました。

なお、本研究の成果は、2022年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。

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