医療・健康

継続的な眼球トレーニングで子どもの「見る力」が向上する

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(Image by Kittyfly/Shutterstock)
 つくば市在住の小中学生28人に、自宅で動画を再生しながら眼球を動かすトレーニングを24週間続けてもらった結果、目と手を協調的に使う力や動く数字を正確に読み取る力に向上が見られました。目の運動を長期間継続することで、子どもの「見る力」を高める可能性が示されました。

 子どもの成長期には、バランス能力や、目から得た情報をすばやく処理し体の動きにつなげる「見る力」が発達していきます。眼球トレーニングは、目を適度に動かす運動を継続することで、こういった機能を高める効果が期待されています。しかし、子どもが長期間継続して取り組めるか、また、どのような影響を及ぼすかについては、十分に分かっていません。特に、子どもを対象に数か月にわたって自宅でトレーニングを続けてもらい、その実施状況を客観的に記録した研究は限られています。

 本研究では、つくば市在住の小児28人を対象に、自宅で動画を再生しながら行う眼球トレーニングを24週間実施しました。トレーニングには、目をすばやく動かす運動、ゆっくり対象を目で追う運動、頭と目を協調させる運動を取り入れました。また、在宅運動支援システム「SUKUBARA®」を用いて、動画の再生時間から実施状況を記録し、どの程度継続できているかを把握しました。

 その結果、対象者は平均で週4.6回トレーニングを実施していました。目と手を協調させる力や動くものを見る力には向上が見られ、特に目と手を協調させる力は、実施頻度が高いほど向上する傾向を示しました。一方、主要な評価項目であるバランス能力には明確な変化は見られませんでした。本研究は対照群を設けていないため、効果を断定することはできませんが、子どもが自宅で眼球トレーニングを長期間継続することで、「見る力」の向上につながる可能性が示されました。

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プレスリリース

研究代表者

筑波大学システム情報系
鈴木 健嗣 教授
鈴木 康裕 特任助教

掲載論文

【題名】
Effects of eye movement training on balance and ocular motor function in community-dwelling Japanese school-aged children: A pilot study using a single-group intervention
(地域在住の日本人小児を対象とした眼球トレーニングのバランス能力および眼球運動機能への影響:単群介入パイロット研究)
【掲載誌】
BMC Pediatrics
【DOI】
10.1186/s12887-026-07695-5

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システム情報系