テクノロジー・材料

フロン類の破壊処理と再利用に有効な化学変換法を発見 ~ニッケルを利用した穏和な条件下での炭素-フッ素結合の連続切断に成功~

筑波大学数理物質系 市川淳士教授らの研究グループは、β-フッ素脱離という遷移金属による反応過程を用いることにより、フルオロアルケン類の炭素-フッ素結合を連続的に効率良く切断できることを見出し、最終生成物として炭素環化合物を合成することに成功しました。

140522-2

図 トリフルオロメチルアルケンに含まれる炭素?フッ素結合(青色)の連続的な切断。ニッケル(紫色)により穏和な条件下で反応が進行し、炭素?炭素結合(赤色)が生成する。桃・緑・黄色の丸は、いずれも炭素置換基。

PDF資料

プレスリリース
創基151年筑波大学開学50周年記念事業