テクノロジー・材料

リチウムイオン電池における充電時の活性点を可視化 ~リチウム濃度により色が変わる電極材料を用いて~

201702161900-700x394.jpg

Image by Janaka Dharmasena/Shutterstock


筑波大学 数理物質系 学際物質科学研究センター(TIMS) 守友浩教授の研究グループは、リチウムイオン電池の電極材料として、リチウム濃度によってドメインの色の異なるコバルトプルシャンブルー類似体に着目し、充電時におけるドメインダイナミクスの可視化に成功しました。その結果、充電にともない、巨大ドメイン(10,000ナノメートル)の成長を確認しました。リチウムイオン電池のドメインダイナミクスの解明により、高性能リチウムイオン電池の開発が加速されます。



図 LixCo[Fe(CN)6]0.9薄膜電極の顕微鏡像。はリチウム濃度の平均値である。緑ドメインと黒ドメインはそれぞれ、リチウムの多い相と少ない相に対応する。

PDF資料

プレスリリース
創基151年筑波大学開学50周年記念事業