ALUMNI

今満 亨崇氏

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2023/02

今満 亨崇 (イマミツ ミチタカ)

2007年入学・2011年卒業 情報学群 知識情報・図書館学類
2011年入学・2013年卒業 図書館情報メディア研究科 図書館情報メディア専攻(博士前期課程)
[現在の職業(勤務先・役職等)]

日本貿易振興機構アジア経済研究所・システムライブラリアン


(1) 現在のお仕事を聞かせてください。

研究所図書館の提供するサービスを、システムの側面から支えています。対象のシステムには例えば、蔵書検索システム(OPAC)や機関リポジトリ、デジタルアーカイブ等があります。これらを対象に、学術情報流通やシステム関連の動向を踏まえた機能追加の提案や、業務手順に合わせた設定変更、不具合解消のための業者とのコミュニケーション、構築・保守・運用のための調達(入札)手続きなどを行っています。
また本務以外では、図書館の業界団体が主催する研修の講師や、インフォプロ(情報に関する専門職者)向け専門雑誌の編集委員長を務めたりしています。これらの活動は、図書館および関連する業界全体の、システム関連スキルの向上に寄与できればと思いながら携わっています。




(2) 今改めて、筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

まずは、知的好奇心を満たすための手段が充実していたことです。学生時代には、必修科目で学習したものと異なるプログラミング言語の講義を他学群で受けたり、研究活動では図情図書館や中央図書館の資料を、サークル活動(書道部)では体芸図書館の資料を利用したり、所属と異なる主専攻の教員から卒論指導を受けたりと、その時々の興味関心に合わせて、様々なサービスを利用しました。大半が筑波キャンパスで提供されていることもあり、用意された制度・サービスは利用しやすかったです。
さらに、研究大学である点もよかったと思っています。卒業論文、修士論文の作成過程で養われた、論理的に物事を考え、それを表現する能力は、社会人として生きる基礎となっています。研究大学だったからこそ高いレベルで指導して頂けたのだと思っています。




(3) 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

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"「楽しい」は最強っ、「楽しい」は正義っ、そして「楽しい」は無限大!"
(天野こずえ. あまんちゅ!)

「楽しい」気持ちは何をやるにしても大きな原動力となります。どんなに意義や価値があることでも、楽しくなければやりたくありませんし、嫌々取り組んでも大した成果になりません。
特に大学が扱う分野で「楽しい」が見つけられると、仕事をはじめとする様々な社会活動をより充実させられると思います。私の場合は「学術情報流通」や「システム」がこれにあたり、現在の活動につながっています。大学は知的好奇心を満たす様々な支援を提供していますので、それらを十分に活用すると良いでしょう。ぜひ、在学中にたくさんの「楽しい」を見つけ、深めてください。
最後に大学には、それを支える様々な支援を、今後も維持、発展させていくことを期待します。




創基151年筑波大学開学50周年記念事業