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第8回国際ナノテクノロジー会議(INC8) Best Poster 賞
数理物質科学研究科 伊藤 啓太

学生・大学院生

 末益崇教授(筑波大学数理物質系)及び都甲薫助教(同)指導の数理物質科学研究科(博士後期課程)電子・物理工学専攻2年伊藤啓太氏は,広島大学,東北大学,AIST,NIMSとの共同研究で得られた成果を,「Negative spin-polarization in Fe4N films」として,平成24年5月8日につくばで開催された第8回国際ナノテクノロジー会議(INC8) (The Eighth International Nanotechnology Conference on Communication and Cooperation)で発表し,76論文の中からBest Poster 賞に選ばれました。強磁性体Fe4Nは,フェルミ準位でのスピン分極率が大きく,さらに符号が負と予想される興味深い材料ですが,スピン分極率の符号については実験で確認されていませんでした。受賞対象となった論文では,SPring-8およびHiSOR等の放射光施設を利用して,これを実験により初めて確かめたというものです。今後,スピントロニクス分野への応用が期待されます。

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