生物・環境

日本周辺で熱帯・亜熱帯性魚類の分布が北上している!? ~相模湾周辺で採集された7魚種の記録から~

筑波大学 生命環境科学研究科生物科学専攻博士後期1年の山川宇宙と同生命環境系・山岳科学センター菅平高原実験所 津田吉晃准教授は、神奈川県立生命の星・地球博物館 瀬能宏学芸員らと共同で、温帯に位置する相模湾周辺(静岡県伊豆半島~神奈川県三浦半島~千葉県房総半島)で行った調査において、熱帯・亜熱帯性魚類7種を採集し、それら各魚種について過去の記録状況と比較した結果、7種の分布が近年、北上傾向にあることを明らかにしました。


図 今回、相模湾周辺で記録された熱帯・亜熱帯性魚類7種。A. オニボラ; B. チャイロマルハタ; C. ニセクロホシフエダイ; D. オオクチユゴイ; E. カマヒレマツゲハゼ; F. ヒトミハゼ; G. カスミフグ。いずれも瀬能宏学芸員が撮影。(今回の発表論文から転載)

PDF資料

プレスリリース
創基151年筑波大学開学50周年記念事業