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マウスの動脈硬化病変部を体外から生きたまま観察する技術の開発 ~ 動脈硬化の特効薬開発に有用な画期的技術 〜

2018/09/28

筑波大学 医学医療系 濱田理人助教、Kaushalya Kulathunga(ヒューマンバイオロジープログラ ム博士課程)、三輪佳宏講師、高橋智教授、Bonn 大学 Bernd K. Fleischmann 教授の研究グループは、蛍光タンパク質 iRFP を動脈硬化病変部に発現させて、病変部が光るマウスを開発しました。

本研究グループは体内を透過する近赤外光の蛍光波長を持つ蛍光タンパクiRFPを血液細胞のみに発現する動脈硬化モデルマウスを作製しました。このマウスを生体イメージングシステム (IVIS) を用いて解析したところ、胸部の大動脈の動脈硬化病変部を経時的にかつ定量的に観察できることがわかりました。このマウスを用いれば、マウスを安楽死させることなく、動脈硬化に対する薬剤の効果を調べる治療法開発や、動脈硬化自体がどのように発症機序を調べる基礎研究などに役立つものと期待されます。

図 動脈硬化誘導食を給餌後8週経ったマウスのiRFPの蛍光の観察結果
写真は麻酔したマウスを腹部から観察している。iRFP の胸部に蛍光シグナルが観察された。腹部での強い蛍光は、肝臓に炎症細胞が集まっているものがシグナルとして現れている(動脈硬化との直接の関係はない)。

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