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シリア・アラブ共和国シリア文化財博物館総局総裁、副総裁が筑波大学を訪問

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(記念品交換)

11月28日、シリアの文化遺産・考古遺跡・博物館を管轄するシリア文化財博物館総局よりAnas Haj Zeidan総裁及びLina Kutiefan副総裁が筑波大学を訪問しました。

本学からは大根田 修 副学長(国際担当)、遠藤 靖典 副学長・理事(研究担当)、常木 晃 名誉教授(人文社会系)、 柴田 大輔 西アジア文明研究センター長 兼 教授(人文社会系)、谷口 陽子 教授(人文社会系)が出席しました。シリア文化財博物館総局と西アジア文明研究センターは、文化庁文化遺産保護国際貢献事業「シリア・アラブ共和国における文化遺産保護国際貢献事業」を通じて、シリア内戦で被害を受けた文化財を保護・記録する活動において協働しています。Zeidan総裁はシリアの遺跡発掘、及び保護活動における両機関の歴史に触れるとともに、文化財のデジタル記録化や復元プロジェクト等におけるUNESCOやICCROM等の国際機関との取り組みについて述べられました。

これを受けて大根田国際担当副学長は、この訪問を端緒とし、シリア遺跡の歴史的・文化的重要性を再認識するとともに、その解明と保護活動における西アジア文明研究センターのプレゼンスを高めてゆきたい旨を述べられました。また遠藤研究担当副学長・理事は、本学で進めているカンボジアの遺跡のデジタルツイン技術応用の可能性や、地震研究およびリスクマネジメントの知見からの遺跡保護活動への協力について言及されました。

両機関による今後の一層の連携が期待されます。

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(シリア文化財博物館総局Anas Haj Zeidan総裁とLina Kutiefan副総裁)
集合写真