1.筑波大学の共通科目
筑波大学では、総合科目、体育、外国語(英語、初修外国語、日本語)、情報、国語及び芸術の科目を共通科目と定義しています。
科目ごとの開設の目的は以下のとおりです。
また、各科目の詳細については、科目名をクリックしてください。
総合科目 |
大学という新しい学修環境に適応し、自律的にキャリア形成を始めることを支援する科目です。さらに、学問のあり方や自身との関わりについて、幅広く多様な視点から考えることにより、専門分野へ進むための確かな知的基盤を整えます。 |
体育 |
スポーツ科学を基にした多様なスポーツ実践を通して、生涯に向けたスポーツ技術の習得、健康・体力を維持増進するための知識と実践力、社会人としてのフェアな考え方、他者理解とコミュニケーションについて学ぶことにより、『健やかな身体、豊かな心、たくましい精神』を養います。 |
外国語 |
学術研究の場で外国語が駆使できるようになることを目指して、学術的教養とそれに相応しい言語運用能力を養います。また、複数の言語を学ぶことで言語センスを磨き、あわせて文化、社会、価値観の多様性を知り、複眼的な視点からの思考力を身につけます。なお、外国人留学生及び帰国生徒等(外国において相当の期間、中等教育を受けた学生)に対し、大学の講義・演習に必要な力を実践的に学ぶための日本語の科目を開設しています。 |
情報 |
情報とコンピュータに関する基本概念および社会における位置づけを理解し、インターネット社会におけるルールとモラルを身につけます。 |
国語 |
国際化した知識基盤社会を生き抜くためには、日本語について正しい知識を修得し、多様な情報を基に自己の意思を適確に表現し伝達する能力が求められます。このような日本語運用能力を向上させ、責任ある行動のとれる人材を育成することを目指します。 |
芸術 |
芸術に関する幅広い知識を学び、美的感性をみがき、表現する喜びを体験する科目です。総合大学の学生にふさわしい豊かでバランス感覚のある人間性を育みます。 |
2.共通科目の位置づけ
筑波大学における共通科目は、専門分野に関する知識の修得において基礎的な技能となる表現能力、構成能力、およびコミュニケーション能力の養成を通して、幅広く深い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養することを目的としています。とくに学問上の枠組みにとらわれない普遍的な内容の構成に配慮しながら、大学生として相応しい学術的・学際的な素養が身につくような科目体系を構築しています。
3.得られるコンピテンス
共通科目は、汎用コンピテンスを担っています。
汎用コンピテンスについては、「学群スタンダード(全学版)」の5ページ目をご参照ください。
また、各科目が対応するコンピテンスについては、 カリキュラムマップ をご参照ください。
1 | コミュニケーション能力 |
母語や外国語を適切に用いるとともに、各種メディアを利用したプレゼンテーション等を行うコミュニケーション能力 |
2 | 批判的・創造的思考力 |
一般的・専門的知識の体系的理解をベースに批判的・創造的に思考する能力 |
3 | データ・情報リテラシー |
様々な事象や情報を数量的手法やコンピュータ等を用いて適切に解析・処理する能力 |
4 | 広い視野と国際性 |
自身の専門に留まらず文化・社会と自然・物質に関して幅広く理解し、異文化を理解・尊重する能力 |
5 | 心身の健康と人間性・倫理性 |
芸術やスポーツへの理解と実践等を通して心と身体の健康を保ち、人間性と倫理性を有する市民としての責任を自覚して実践する能力 |
6 | 協働性・主体性・自律性 |
チームワークやリーダーシップを通して様々な物事に対処し自己を管理しながら自律的に学び続け行動する能力 |