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教育

筑波大学の学生支援に関する指針

令和6年1月18日
教育研究評議会承認


筑波大学の学生支援に関する指針


筑波大学は、「筑波スタンダード」に掲げる学士課程及び大学院課程それぞれの教育目標を達成するため、その基盤となる学生自身の自主性・自立性を涵養するための環境の構築・維持が可能となるよう、経済的支援を中心とした修学環境の整備に加え、多様な背景をもつ学生が自らの能力を十分に発揮し、本学において安全・安心で快適な学生生活を送るための環境の整備に取り組むため、以下のことを定める。


  1. 1. 修学
  2. すべての学生が、自らの目標に到達するために学ぶことができるよう、安定的な修学環境の確保のための経済的支援・生活環境を整備する。

  1. 2. こころとからだの健康
  2. すべての学生が、心身の健康を意識し、心の悩みやからだの不調について適切に相談できる体制、並びに健康維持・増進のためスポーツに自律的に取り組むことができる環境を整備する。

  1. 3. 課外活動
  2. すべての学生が、自らの興味や能力あるいは目標に応じて活動を選択し、多様な人との触れ合いを通して自律性や協調性を育む場としての課外活動を推奨し、そのための施設や活動に対する支援体制を整備する。

  1. 4. キャリア形成
  2. すべての学生が、自らの目標に到達するための進路を選択することができるよう、進学及び就職に必要な情報を提供するとともに、自らが主体的に進路を選択するための能力を習得できる体制を整備する。

  1. 5. 国際性の涵養
  2. すべての学生が、日常的に世界の言語・文化の多様性を理解し、ボーダレスな交流を通じて、自らの目標を広い視野で捉え直すことができるよう、その基盤となる異文化交流ができる環境を整備する。

  1. 6. 障害のある学生との共生
  2. 障害のある学生が、差別なしに、かつ、他の学生と平等に修学の機会が与えられるよう、建設的対話による相互理解を通じて、合理的配慮の提供を適切に実施するとともに、基礎的な環境を整備する。

  1. 7. 多様性の理解への涵養
  2. すべての学生が、自己の能力を十分に発揮し学生生活に邁進できる環境の整備のほか、自己や他者の多様性について正しく理解することにより、社会全体における理解の深化と課題の解消に向けた行動へと繋げられるよう、その基盤となる知識を習得できる体制を整備する。