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2018年度全国英語教育学会・学会賞(学術奨励賞)
人文社会科学研究科 小木曽 智子

学生・大学院生

小木曽智子さん(人文社会科学研究科前期課程2年,指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が,全国英語教育学会紀要第29号(ARELE: annual review of English language education in Japan, vol. 29)に掲載された論文“Effects of Text Cohesion on Inference Generation during EFL Reading: Evidence From Think-Aloud Protocols”(「テキストの結束性がEFL読解中の推論生成に及ぼす影響ー発話プロトコルに基づく検証」)により,2018年度全国英語教育学会・学会賞(学術奨励賞)を受賞しました。
 この賞は,日本の英語教育学分野で最も権威があり難関とされる学会誌の“ARELE”に掲載された論文の中で,レフリーの査読結果が第1位の論文に贈られるものです。受賞論文は,テキストの結束性 (cohesion) が英語学習者の読解中の推論活動やテキストの理解度に影響するかを,思考発話法や筆記再生課題を用いて検証したものであり,(1)緻密な研究デザインであること,(2)得られたプロトコルデータを精緻に解析していること,(3)英語教育の読解指導や教材研究に示唆の多い研究であることの3点が高く評価されました。
 学会賞授与式は,第44回全国英語教育学会京都研究大会(8月25日,龍谷大学)にて行われました。

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