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大学案内

筑波大学の指定国立大学法人構想

筑波大学は、2020年10月15日付けで文部科学大臣から指定国立大学法人の指定を受けました。
指定国立大学法人とは、我が国の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定するものです。

学長メッセージ

学長
学長  永田 恭介

筑波大学は、欧米の先進的な大学をモデルに、世界水準を目指した新構想大学として、我が国最大のサイエンスシティである筑波研究学園都市に生まれました。高い国際性と学際性というレガシーを背景に、未来社会をデザインできる新たな知を創出する「真の総合大学」として、分野の壁を超えた研究、世界に先駆けた教育のモデル、筑波研究学園都市の立地を活かした産学連携などを実践してまいります。こうした取組を通じて、ポストコロナ時代を見据え、未来社会の基盤としてGLOBAL TRUSTを標榜する新たな価値の創造に取り組みます。

今般の指定は、国立大学改革を先導する役割が改めて本学に期待されたことを意味します。この期待に応えることが我が国の高等教育、ひいては我が国の発展の原動力となると確信しています。全世界が協働と競合の舞台であることを自覚し、大学の構成員が一丸となって構想の実現に取り組んでまいりますので、一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


筑波大学の指定国立大学法人としての構想の概要

筑波大学の指定国立大学法人としての構想の概要

◇筑波大学の目指す大学像:地球規模課題を解決する「真の総合大学」へ

筑波大学は、新たな学問分野を創成することこそが「真の総合大学」と考え、各々の学問分野を強化した上で、学問分野間の壁を超えて分野横断的な協働を推進し、新たな学問分野を創成していきます。独自の出自と歩みを続けてきた筑波大学のみ、これらの壁を超えて、「真の総合大学」へと成長することができます。"Beyond the borders."をスローガンに、指定国立大学法人としてガバナンスと財務基盤を強化し、分野の壁を超えた研究力強化、人材育成、研究成果の社会実装を達成すべく不断の改革を行います。海外の有力大学に比肩する国際性と筑波研究学園都市という立地を活かし、未来社会をデザインできる新たな「知」を創出する世界有数の総合大学として地球規模課題を解決し、持続可能な人類社会の形成に貢献します。

1.学問分野の壁を超える研究力強化

知の統合を目指す真の総合大学にこそ可能な新たな学術分野を創成し、世界から多様かつ優秀な「知」 を惹き付けるために、三つの取組を行います。

  • 国際頭脳循環による国際水準を超えた研究力の強化
  • 異分野横断による新たな研究分野の創出
  • 人類社会に新たな価値を生み出す研究成果の創出

2.国境や組織の壁を超える人材育成

国境や組織の壁を超える人材育成を図るために、四つの取組を行います。

  • デザイン思考教育の全学展開-全学的チュートリアルによる人材育成-
  • 先進的な「高度」学際型教育の実現
  • 国際社会で活躍する優秀な外国人等人材の育成
  • 筑波大学の教育システムの輸出・国際展開

3.地球規模課題の解決に資する研究成果の社会実装

筑波研究学園都市のシナジーの向上等を図りつつ、地球規模課題の解決に資する研究成果の社会実装を図るために、四つの取組を行います。


  • ベンチャーエコシステムの構築と大学発ベンチャーの国際展開
  • ニーズドリブン型開発研究の推進
  • 筑波研究学園都市を未来実験フィールドとするチャレンジフィールドの開拓と活用
  • 筑波研究学園都市を活用した国際連携

構想関連資料

取組状況の概要

取組状況の詳細、および取組に関する自己点検・評価結果については年次報告書に掲載しています。

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