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教育

2020年度 - 人文知コミュニケーション:人文社会科学と自然科学の壁を超える

情報伝達力・コミュニケーション力養成 科目群 (0A002**)_2020

科目番号 0A00208
授業科目名(和文) 人文知コミュニケーション:人文社会科学と自然科学の壁を超える
授業科目名(英文) Research Communication in Humanities and Social Sciences - Beyond Borders among Humanities, Social Sciences and Natural Sciences
授業形態 講義(オンデマンド)と演習(オンライン)
標準履修年次 1-5
開設学期 秋AB 集中(10月31日(土)、11月28日(土))
曜時限/開講日 2020年 10月 31日 / 2020年 11月 28日
教室 Teams or Zoom
単位数 1
担当教員
教員名
所属
人文社会系
教務担当
人文社会系
主実施組織
文芸・言語専攻
TF・TA
TA
TF
オフィスアワー等
オフィスアワー
[メールによる連絡を希望] 大学院共通科目オフィス ggec@un.tsukuba.ac.jp
研究室
電話番号
E-mail
教育目標との関連

大学院共通科目の教育目標(大学院生の「人間力の醸成」)の達成には学問・専門分野を超えた学際的な理解が不可欠です。本科目は、人文社会科学と自然科学にまたがり、かつ双方を融合した内容をバランスよく理解し、「人文社会科学と自然科学の壁を超える」ことを志向したものです。

授業の到達目標

最近社会で注目されている「サイエンスコミュニケーション」は、ややもすると自然科学に偏りがちですが、本科目はむしろ人文社会科学に視点を置き、双方の学問分野を俯瞰するものとして非常に新規性の高い授業科目です。学修成果:
(1) 哲学、歴史、文学、言語学、社会科学、地域研究などの人文社会分野における学術研究の成果をどのように社会に伝え、人々の知的好奇心を呼び起こし、当該学問分野の社会的認知度を如何に向上させるか、その考え方、方法、それらを担う人材に求められる必要なスキルを向上させる。
(2) 人文社会分野における自然科学で多用される最先端機器を駆使する最先端の解析法を学び、人文社会科学と自然科学の分野融合の意義、有用性、重要性を理解する。

授業概要

哲学、歴史、文学、言語学、社会科学、地域研究などの人文社会分野における学術研究の成果をどのように社会に伝え、人々の知的好奇心を呼び起こし、当該学問分野の社会的認知度を如何に向上させるか、その考え方、方法、それらを担う人材に求められる必要なスキルなどについて学ぶ機会を提供する。
人文社会分野における「学問と社会を結ぶ」ためのスキルを磨くための内容を含む。加えて、現在発展が著しい人文社会分野における最先端機器を駆使して行う研究は多くの学術的成果を生み出しており、その魅力は計り知れない。
このような最先端研究に基づく解析法は自然科学分野の最先端技術を活用したものでもあり、ここに人文社会科学と自然科学の接点があり、分野融合の意義、有用性、重要性を含めた科学の現状を多くの大学院生に紹介するための科目とする意図も企画者側にある。

Kdb
キーワード

人文知コミュニケーション, サイエンスコミュニケーション, 人文社会科学, 自然科学, 異分野融合, アウトリーチ, 知の統合

授業計画

ビデオ講義
・ガイダンス 全体プログラムと講師紹介を含む )
  白岩善博(筑波大学)
・サイエンスコミュニケーションとは
  濱田浄人(国立科学博物館)
・博物館標本を活用した自然史普及活動
  田島木綿子(国立科学博物館)
・人文知コミュニケーターとは
  青山宏夫 堀田あゆみ(人間文化研究機構)
・人文知コミュニケーターの活動紹介1
  粂汐里(国文学研究資料館)
・人文知コミュニケーターの活動紹介2
  大石侑香(国立民族学博物館)
・人文知コミュニケーションとは 
  河合佐知子(国立歴史民俗博物館)
  金セッピョル(総合地球環境学研究所)
  光平有希(国際日本文化研究センター)
  岩崎拓也(国立国語研究所)
*ビデオ講義の内容に基づき各グループ毎に協議し、プレゼンテーション資料を作成する。


1回目: 10 月 31 日(土) Teams or Zoom
午前中:ビデオ講義の自習時間
13:00ビデオ講義 ー Q&A
13:30課題の説明とグループ分け(池田潤)
14:00グループワーク(講師全員)
17:00終了

2回目: 11 月 28 日(土) Teams or Zoom
10:00グループワーク
14:00グループ発表、質疑応答 (講師全員)
16:30講評(講師全員)レポート課題の説明(池田潤)
17:00終了

履修条件

特になし。

成績評価方法

ビデオ講義の視聴記録、リアルタイム配信授業への参加、グループ発表、個人レポートによって総合的に評価する。

教材・参考文献・配布資料

授業の中で紹介する。

授業外における学習方法

・積極的に「博物館」・「美術館」を訪れて日常的に人文知コミュニケーションの実際について学ぶこと。
・「職人」・「考古学」・「古代史」・「歴史検証」・「世界・文化遺産」・「世界の民族」・「言語」などに関するTV番組を積極的に視聴すること。

その他

大学院共通科目の「知的基盤形成科目群」の受講により「知の幅を広げ」、「情報伝達力・コミュニケーション力養成科目群」の受講による「スキル向上」を図るとともに、本科目の受講により「人文科学と自然科学を超える」重要性を理解することに資する。

開講情報

2020人文知コミュニケーション

備考

オンデマンド配信による事前座学(4コマ相当)とリアルタイムのグループワーク(6コマ相当)を組み合わせて行う。URL等の詳細については、manabaに掲載する。

シラバス英語
創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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