| 科目番号 |
0A00407 |
| 授業科目名(和文) |
脳の多様性とセルフマネジメント |
| 授業科目名(英文) |
Neuro Diversity and Self-Management |
| 授業形態 |
講義・演習 |
| 標準履修年次 |
1-5 |
| 開設学期 |
夏季休業中 |
| 曜時限/開講日 |
9月17日(日)10:00-17:00、9月24日(日)10:00-17:00 |
| 教室 |
9月17日(日)は対面で人間系学系A棟2階A201室、9月24日(日)はオンラインでTeamsおよびZoomを使用 |
| 単位数 |
1 |
| 担当教員 |
- 教員名
- 佐々木 銀河、脇 貴典、野呂 文行、岩本友規
- 所属
- 人間系
- 教務担当
- 人間総合科学学術院人間総合科学研究群(障害科学学位プログラム)
- 主実施組織
- 人間総合科学学術院人間総合科学研究群(障害科学学位プログラム)
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| TF・TA |
- TA
- あり
- TF
- なし
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| オフィスアワー等 |
- オフィスアワー
- 研究室
- 電話番号
- E-mail
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| 教育目標との関連 |
修士レベル 知の活用力・マネジメント能力、コミュニケーション能力、チームワーク力 博士レベル 知の創成力・マネジメント能力、コミュニケーション能力 |
| 授業の到達目標 |
1)脳の多様性(ニューロダイバーシティ)、発達障害を理解する 2)自身の特性について説明できるようになる 3)自身の特性に合ったセルフマネジメント方法について説明できるようになる 4)多様な特性のある学生同士をお互いに尊重してコミュニケーションをすることができる 5)多様な特性を組み合わせて、チームの強みを活かしたプロジェクトを立案できる |
| 授業概要 |
本科目では、本学大学院生が産業界や地域社会で自身の能力を十分に発揮できるよう、自己および他者における脳の多様性を適切に理解することを通して、自身の特性に合ったセルフマネジメントスキルおよび多様な特性のある学生同士のコミュニケーションスキルを身に付けることを目標とする。 まず、発達障害から定型発達の連続体として捉えられる「脳の多様性(ニューロダイバーシティ)」について概説し、自身にはどのような特性があるかを客観視するワークを行う。加えて、学業や日常生活において有効なセルフマネジメントテクニックやツールを紹介することで、自身の特性に合ったマネジメント方法を身につける また、社会で活躍する発達障害当事者とともに、自己および他者における脳の多様性を深く理解するための講義を提供する。講義を踏まえて、1日目から2日目にかけて、多様な特性のある受講生同士がグループを組み、自身の強みを活かし、他者の弱みを補い合いながら、社会に役立つ事業・商品・プロジェクトを考えるアイデアソンを行う。 |
| Kdb |
https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2023/0A00407/jpn/0 |
| キーワード |
脳の多様性、発達障害、セルフマネジメント |
| 授業計画 |
本科目では、本学大学院生が産業界や地域社会で自身の能力を十分に発揮できるよう、自己および他者における脳の多様性を適切に理解することを通して、自身の特性に合ったセルフマネジメントスキルおよび多様な特性のある学生同士のコミュニケーションスキルを身に付けることを目標とする。 まず、発達障害から定型発達の連続体として捉えられる「脳の多様性(ニューロダイバーシティ)」について概説し、自身にはどのような特性があるかを客観視するワークを行う。 加えて、学業や日常生活において有効なセルフマネジメントテクニックやツールを紹介することで、自身の特性に合ったマネジメント方法を身につけるまた、社会で活躍する発達障害当事者とともに、自己および他者における脳の多様性を深く理解するための講義を提供する。 講義を踏まえて、1日目から2日目にかけて、多様な特性のある受講生同士がグループを組み、自身の強みを活かし、他者の弱みを補い合いながら、社会に役立つ事業・商品・プロジェクトを考えるアイデアソンを行う。
本授業は対面(1日目)とオンライン(2日目)のハイブリッド形式で実施する予定である。 受講人数が多く、1日目の対面授業用の教室確保が困難な場合や状況によってはMicrosoft Teamsを用いてオンライン(同時双方向型)で実施することがある。授業実施方針はmanabaにて履修登録者に連絡をする。 本授業ではグループワークを中心に行うため、講義部分については事前にMicrosoft Streamによる動画配信を行うので、視聴すること。グループワーク等の演習は基本的に対面またはTeamsにより同時双方向で行う。グループワークを行うため、事前に受講生自身がどのような受講環境であれば学びやすいかを考えておくことが良い。グループ活動が苦手な場合は事前に相談することで受講しやすい環境調整にも対応する。
<事前の動画視聴> 履修登録者に対して、下記の講義部分をMicrosoft Streamで授業開始前に配信する (1) 発達障害と脳の多様性 (2) 弱みを補うセルフマネジメント・テクニック (3) 発達障害当事者からの体験談
<1日目>10時00分〜17時00分 講義内容の振り返り・質疑応答、自分の強み・弱み・弱みの対処法を確認するためのグループワークなど
<2日目>10時00分〜17時00分 各グループによる自分の強みを活かし、他者の弱みを補いながら社会に役立つアイデアを創出する凸凹(でこぼこ)アイデアソン、アイデアプレゼンテーション |
| 履修条件 |
特になし(博士後期課程学生の受講および学群学生等の聴講も歓迎する) 聴講による参加希望の学生は下記の連絡先まで事前に申し出ること。
ただし、聴講希望者は原則的に2日間の日程全てに参加することを前提とする。 (連絡先)佐々木 銀河 sgalaxy#@#human.tsukuba.ac.jp ※#@#を変換してください。 |
| 成績評価方法 |
1_評価方法:リアクションペーパー、レポート課題、プレゼンテーション評価(manabaにて提出・評価) 2_割合:リアクションペーパー(40%)、レポート課題(40%)、プレゼンテーション評価(20%) 3_評価基準:3つの成績評価方法を用いて、下記2点の基準で成績を評価します。 (1)自身の特性(強み・弱み・弱みへの対処法)を他者が理解できる程度に的確に説明できること、 (2)誰かの弱み(凹)を解決するために、自分や他者の持っている強み(凸)を積極的に発見してチームプロジェクトに反映すること |
| 教材・参考文献・配布資料 |
【参考文献】授業外の学修に活用してください 村中直人著(2020)ニューロダイバーシティの教科書:多様性尊重社会へのキーワード.金子書房.
スティーブ・シルバーマン著(2017)自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実.講談社.
キャロル・ウォーダマン著(2017)イラストで学ぶスタディスキル図鑑:自ら学習する力をつける.創元社.
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| 授業外における学習方法 |
講義(30%)、演習(70%) 1日目および事前の講義動画視聴についてリアクションペーパー、2日目にレポート課題の提出を求める。また、2日目にはチームでのグループ活動の結果についてプレゼンテーションを行う。この授業の効果的な学習には自身の特性(強み・弱み)の洞察が不可欠であり、受講前・受講中における自身の特性の振り返りを行うこと。また、これまでの日々の学業・生活における自身の特性と対処に関する内省が本授業の学修において重要となる。 |
| その他 |
この授業では筑波大学における多様な専門の大学院生が協働して、自らの強みを生かし、誰かの弱みを補うための新事業・商品・プロジェクトを考える授業です。他の専門の大学院生と交流することに関心のある学生には良い機会になると思います。
グループワークの参加にあたり、心配なことや配慮を要する学生は、お知らせください。多様な形態での参加方法を検討します。
発達障害の有無にかかわらず、全ての学生において自身の特性をより良く知り、自己対処法を見つけることはスキルアップや社会参加の重要な要素となります。 本科目受講後に学生の希望により、DACセンターで行う個別アセスメントを受けることも可能です。
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| 開講情報 |
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| 備考 |
履修登録期間:4/25(火)~8/17(木)
脳の多様性とセルフマネジメント_2023.pdf
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| シラバス英語 |
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