教員名

吉岡　洋輔、國府方 吾郎、海老原 淳

所属

教務担当

理工情報生命学術院生命地球科学研究群

主実施組織

筑波大学つくば機能植物イノベーションセンター農場・国立科学博物館筑波実験植物園

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生物資源の保全やその持続的利用は人類に課せられた課題である。一方、人間社会が生物多様性に与える影響は大きく、その持続性は私たちの行動にゆだねられているといっても過言ではない。現代社会において生物多様性に関する知識は当然要求される基礎的知識である。

本講義では、植物園を利用して、生物多様性の実体を実感し、さらには筑波大学農場を利用し、栽培という実践を通して生物遺伝資源について自然科学的・社会科学的にとらえられるようにする。

科学博物館筑波植物園を訪問し、生物多様性と地球環境についての理解を促進するための講義、フィールド実習を行う。植物園では、生物多様性や有用植物の進化を学ぶための多くの展示を行っている。本科目では、筑波大学と科学博物館筑波植物園のコラボレーションにより、展示・フィールドを利用した現場型の生物多様性・地球環境教育を実施する。具体的には、有用植物の進化を実物で見ながら、植物の進化とは異なる人間の手が加わった栽培化シンドロームを実感してもらう。

生物多様性 Biodiversity, 植物遺伝資源 plant genetic resources,
栽培化シンドローム Domestication syndrome 地球温暖化 global
warming

第1回（吉岡）　7/6　13:00-16:30
実施場所：オンライン又は学群棟
内容：栽培植物の多様性と地球環境
実習：栽培植物の遺伝的脆弱性についての学習

第2回（海老原）　7/7　13:00-16:30
実施場所：筑波実験植物園
内容:講義:生物多様性ホットスポットとしての日本列島
実習:絶滅危惧 シダ植物圃場見学と管理実習

第3回（國府方）　7/11　13:00-16:30
実施場所：筑波実験植物園
内容:絶滅危惧植物と生物多様性
実習:植物園における社会発信と保全の見学、植物登録管理の実習

第4回（林）　7/14（予定）　13:00-16:30
実施場所：筑波大学つくば機能植物イノベーションセンター農場
内容：作物の多様性
実習：作物見本園見学と麦類標本の作製

特になし（農学・生物学を専攻していない学生を歓迎する）

出席率6割以上のものを評価対象とする。成績は講義･実習での取組姿勢や発表資料やレポートの内容に基づいて評価する。

適宜配布

授業の復習およびレポート作成

受講人数制限あり、最大30名
各回の受講方法（集合場所やオンライン講義のURL）などはその都度学習管理システム「manaba」に掲載する。