筑波大学 1C306教室
令和元年7月8日(月)16時45分~18時45分
岡本順治先生(学習院大学文学部教授) 概要
ふだん私たちが何気なく使っているコトバ。伝わると思って言ったコトバが伝わらないことや、誤解されてしまうこともあります。例えば、「寝台車」というつもりが、音の切り方を間違えると「死んだ医者」になってしまいます。また、相手の気持ちを尋ねる時に「今日は行きたくない(の)?」と言うかわりに「今日は行きたくない(の)??」と言うと、相手が行きたくないと私が思っていることを確認する意味になってしまいます。講演では、主に日本語の終助詞の意味とイントネーションの関係を考えます。
講師の岡本先生は、永年に渡り、ドイツ語や日本語といったコトバの音声や意味のみならず、具体的な場面での「使用」の研究にも取り組んでいらっしゃいます。また、ドイツ語の教育や普及にも情熱を持ち、NHKテレビならびにラジオの「ドイツ語講座」にもご出演の経歴をお持ちです。この機会に、コトバに関する理解を深めてみませんか。学生はもちろんのこと、教員及び一般のみなさまのご来聴も歓迎いたします。みなさまのお越しを心からお待ち申し上げます。
※事前申込み不要。直接会場へ。参加費無料。
大矢俊明(人文社会系 文芸・言語専攻) 問合せ先
人文学類長室(電話:029-853-4001)