HIGHLIGHTS
本学に対する週刊誌報道について(5月15日)
本学に関する報道が、引き続き、週刊誌を中心になされています。
出版社系の週刊誌で、4月以降に確認するだけでも、女性週刊誌12記事を含めて、20記事が掲載されています。
その多くが、SNS上での噂話や事実に基づかない憶測であり、記事内の情報ソースも、ほぼすべてが匿名です。本学からの回答は、たとえ短いものでも全文掲載されることはなく、意図的と思える割愛・削除も見られます。
このような不確かな週刊誌報道が、SNSなどのネット空間で拡散し、虚偽の内容が、あたかも事実であるような投稿が頻発しています。
週刊誌報道は、主にセキュリティー向上策によって、学内が混乱しているかのような印象を与えるものや、期末試験などの教育施策が、特定の意図でねじ曲げられているような印象を与えるものが中心になっています。さらに、学内において無許可で取材しようとしたり、学内外で盗撮と言える行為による記事の発出もあります。
本学の重要な使命は、すべての学生に対して、安心・安全で平穏な環境下で、教育・研究を提供することであり、これらを阻害する一連の報道に対して、深い憂慮を表明します。
セキュリティーに関しては、必要に応じた措置を取っており、柔軟な対応を心がけています。また、期末試験に関しても、2022年度の段階から検討したものであり、期末試験の成績だけで学生を評価するのではなく、多角的な評価も可能となるように進めているものです。学修到達度を多角的・多面的に評価する方向に向け、先駆け的に進めているものであり、一部週刊誌がいうような"忖度"などは全くありません。
マスコミの使命は、社会の安定に資する、あるいは社会的正義の追求にあるはずです。しかしながら、現状の週刊誌報道は、学生のキャンパス内での教育・研究活動を著しく妨害しかねない危ういものとなっています。
こうした現状を踏まえて、本学はより一層、正確な情報発信に努めてまいりますので、皆様のご理解を賜りたいと思います。
令和7年5月15日
国立大学法人筑波大学広報局