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朝永振一郎記念第10回「科学の芽」賞表彰式・発表会開催
12月19日,本学大学会館ホールにおいて,朝永振一郎記念第10回「科学の芽」賞の表彰式・発表会を開催しました。
「科学の芽」賞は,筑波大学にゆかりのあるノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎博士の功績を称え,それを後続の若い世代に伝えていくとともに,小・中・高校生を対象に自然や科学への関心と芽を育てることを目的としたコンクールです。
今回,国内の学校184校及び海外5か国6校(中国,タイ,シンガポール,ハンガリー,アラブ首長国連邦)の日本人学校から小・中・高校生部門合わせて2,380件の応募がありました。その中から小学生部門9件,中学生部門8件,高校生部門2件の合計19件の作品 (うち団体作品4件含む。)を極めて優秀と認め,「科学の芽」賞を授与しました。
表彰式・発表会には,受賞者29名が出席されました。そのほかにも受賞者のご家族や学校で指導いただいた先生方など多数の方々が出席されました。
本学からは,永田恭介学長をはじめ,三明康郎副学長,BENTON Caroline Fern副学長,中山伸一副学長,松村明副学長,石隈利紀副学長,伊藤雅英数理物質系長,松本宏生命環境系長及び「科学の芽」賞実行委員会委員などが出席し,総勢で100名を超える出席者となりました。
表彰式は,「科学の芽」賞実行副委員長である松本末男附属学校教育局教授の開会の挨拶で始まり,次に永田学長から各受賞者に表彰状と記念の楯の授与と祝辞がありました。続いて,部門毎に受賞者の発表会と審査に携わった附属学校教員及び大学教員による作品の講評が行われました。発表会では,スクリーンに作品の概要を投影しながら研究の成果を報告したり,司会者からの質問に身振り手振りを交えて受け答えをしていました。
また,今年度は「科学の芽」賞10周年と,朝永振一郎博士のノーベル賞受賞50周年を記念し設置された「学長特別賞」の授与がありました。同賞は,当日の発表会を聞いた永田学長によって決定され,大阪教育大学附属池田小学校 長野佑香さんの「最後までおいしいふりかけのひみつ」が,その着眼点と発想を評価され,見事受賞となりました。
最後に「科学の芽」賞実行委員長の石隈副学長の総評があり,その後,同会館のレストランにおいて懇談を催しました。懇談では受賞者のご家族や,学校の担任の先生,副学長からも感想をいただき,終始和やかな表彰式・発表会となりました。
ご応募いただいた皆様,関係者各位に深く感謝を申し上げますとともに,来年度の「科学の芽」賞もどうぞよろしくお願いいたします。
発表会
表彰式
懇談の様子